ストーリー・解説
インジェン社のハモンドより、恐竜生産の拠点だった「サイトB」の存在を知らされたマルコムは、すでに出発したという恋人の古生物学者サラを追って現地へ。するとハモンドの甥でパーク再建を目論むルドローの部隊も上陸し、次々と恐竜を生け捕りに…。
引用元:https://filmarks.com/movies/16153
現代によみがえった恐竜たちの姿を描いたスティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット作「ジュラシック・パーク」の続編。ジュラシック・パークでの悲劇から4年。イアン・マルコム博士はインジェン社の会長ハモンドに呼び出され、ジュラシック・パークに恐竜を供給するための遺伝子工場「サイトB」がイスラ・ソルナ島にあることを知らされる。閉鎖されたまま放置された島では、恐竜たちが繁殖・野生化しているという。ハモンドから島の調査を依頼されたイアンは危険であることを理由に断ろうとするが、恋人である古生物学者サラが既に現地入りしていることを知り、彼女を助けに行くことに。しかしハモンドの甥ルドローはパークの再建を企てており、島に恐竜ハンターたちを送り込んでいた。前作に続いてジェフ・ゴールドブラムがイアンを演じ、恋人サラ役でジュリアン・ムーアが新たに出演。
1997年製作/129分/G/アメリカ
原題または英題:The Lost World: Jurassic Park
配給:UIP
劇場公開日:1997年7月12日
引用元:https://eiga.com/movie/51009/
登場人物・キャスト
恐竜調査隊
- イアン・マルコム
- 演 - ジェフ・ゴールドブラム
- 本作の主人公である恐竜調査隊の一員。登場人物の中で一番の良識人。数学者(カオス理論学者)。4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人。小説版では自身の理論の研究のために島を訪れるが、今作では恐竜に対して強い恐怖心を抱き続けており、前作のような陽気な性格は影を潜めている。恐竜愛護のために突っ走るサラや、反抗期のケリーの行動に振り回されるなど今作では苦労も多い。ハモンドによって、恐竜の生態調査チームに勧誘される。当初は拒否したものの、サラが参加していることを知り「調査隊ではなく救助隊だ」と称し、サラを連れ帰ることを目的に再び恐竜達の世界へと足を踏み入れる。前作のように服装を黒で統一するなどのお洒落なこだわりがなくなり、陽気で皮肉屋としての性格も影を潜めている。以前の体験から恐竜に対して強い恐怖心を抱いているが、サラやケリーを守る為にヴェロキラプトルに立ち向かったり自ら囮になる等、前作以上に勇敢な行動を見せている。ティラノサウルスがサンディエゴに現れてからはサラと協力し、サイトBに送り返すことに成功した。次作目の『ジュラシックパーク3』では名前のみ登場。5作目の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』にも登場し、審問会でジュラシック・ワールド事件に対する意見陳述を行った。
- サラ・ハーディング
- 演 - ジュリアン・ムーア
- 恐竜調査隊の一員。イアンの恋人で古生物学者。イアン達より先に、一人でサイトBを訪れていた。向こう見ずな性格で、恐竜に対しても大胆な行動を見せるが、それが原因でステゴサウルスに襲われるなど危険な目に遭うことも多い。恐竜愛護主義であり、ニックと一緒にハンター達のキャンプに侵入して捕獲されていた恐竜を檻から逃がしたことで、結果的にハンター達のキャンプを壊滅状態に陥らせた。負傷したティラノサウルスの仔を見つけて連れ帰りトレーラーで治療するが、これもまた設備・車両の破壊やエディの死を招いている。さらに、ティラノサウルスが優れた嗅覚を持っていることを知っていながら、自身の衣服にティラノサウルスの仔の血液が付着していることを放置したため、休憩地点にティラノサウルスの親を呼び寄せてしまい、大勢のハンターたちを死に追いやる要因を作った。当初、マルカム博士やオーウェンらと共にハンター団とは反目し合っていたが、服にヘビが入ってパニックになりティラノサウルスのいる方に走っていって捕食されたバークを制止しようとするなど、ハンター団とは行動を共にする内にお互い仲間意識を抱くようになった。恐竜の捕獲には一貫して反対しており、サンディエゴに現れたティラノサウルスを送り返すために尽力する。最終的にはティラノサウルスに麻酔銃を撃ち込み、サイトBへ送り返すことに成功した。
- ケリー・カーティス
- 演 - ヴァネッサ・リー・チェスター
- イアンの娘。体操部に所属しており、鉄棒(種目は段違い平行棒)が得意。イアンから止められたにもかかわらずこっそり隠れてサイトBについて来たが、すぐにそのことを後悔する。ヴェロキラプトルに追われた際に、鉄棒の技術を利用して撃退している。母親は既にマルコムと離婚しており登場しないので詳細は不明だが、ケリー本人は黒人で、ニックからは「似ていない親子」と評されている。
- ニック・ヴァン・オーウェン
- 演 - ヴィンス・ヴォーン
- 恐竜調査隊の一員。表向きは恐竜の記録撮影を行うカメラマンとして参加していたが、実際は恐竜の捕獲を妨害する目的でハモンドから雇われていた。過去に女性メンバーが多いので女漁り目的でグリーンピースに所属していたとマルコムに語る。また、「アースファースト」(日本語吹き替えでは「地球救済会」に差し替え)に所属していた経験を持つなど急進的な自然保護運動家。だが、サラと共に捕獲されていた恐竜を檻から逃がしてハンター達のキャンプを壊滅状態にさせる、ティラノサウルスの仔をトレーラーに連れ帰ってティラノサウルスの親の襲撃を招く、ローランドの大型猟銃から弾薬を抜き取るなど、結果として危機を招く行動が多い。サラとニックがティラノサウルスの仔の治療を優先したためにエディが犠牲になり、前述のキャンプを壊滅させた行動でハンター側も逃亡中に多数の死傷者を出しており、サラと同じく多くの人命が失われるきっかけを作ってしまう。
- エディ・カー
- 演 - リチャード・シフ
- 恐竜調査隊の一員。精密機械のエキスパート。かつては学生からも独特の評判を集める大学教授だったが、物作りの現場に身を置きたいと考え転身した経歴を持つ[要出典]。劇中に登場する調査隊の車両や装備は彼の設計によるもの。映画版では、サラを撃退しようと襲い掛かるステゴサウルスに対し毒殺用の銃を向けたものの、「(彼らは)子供を守ろうとしてるだけだ」と撃つことをためらっていた。ティラノサウルスにトレーラーごと崖から落とされたイアン達を命がけで救出しようとするが、再び現れたティラノサウルスに襲われ、身体を真っ二つに食いちぎられ捕食される凄惨な最期を遂げた。後にイアンはエディを「命を投げ出して自分達を救ってくれた」と感謝し、その死を嘆いた。
恐竜ハンター団
- ピーター・ルドロー
- 演 - アーリス・ハワード
- ハモンドの甥。ハモンドに代わってインジェン社の社長になった。会社を立て直すためアメリカ本土(サンディエゴ)にジュラシック・パークの再建を計画、腕利きのハンター達を雇ってサイトBを訪れる。ハモンドとは対照的に、恐竜をビジネスの道具としか思っていない。その性格から雇っているハンター達からの信頼も皆無である。貨物船でティラノサウルスの親に重傷を負わされた後、子供の狩りの練習相手にされるという因果応報の最期を迎えた。
- 死亡したと思われていたが、映画とはパラレルワールドの続編である9年後を描いたコミック作品『ジュラシック・パーク/リデンプション』にも登場している。インジェン社の従業員達によって奇跡的に助けられたルドローだが、後遺症で車椅子に乗り、顔中傷跡だらけの醜い姿になっていた。復讐のために故ハモンドの名誉を傷つけ、大人に成長したハモンドの孫ティムとレックスが計画していた新しいジュラシック・パーク建設を失敗させようと企んでいた。
- ローランド・テンボ
- 演 - ピート・ポスルスウェイト
- ルドローに雇われた恐竜ハンター団の隊長。「史上最強の猛獣」を狩る事だけを目的にハンターに加わり、ティラノサウルスの雄竜狩りに情熱を燃やす。ニック曰く「“白鯨”(メルヴィルの海洋小説)のエイハヴ船長のような」人物。一見すると冷徹かつ無愛想な男だが、服が血まみれのサラを気遣ったり、ディーターの失踪をケリーに言わないようにとサラに口止めするなど、女性や子どもに対するさりげない優しさを見せる描写がある(未公開シーンでは、ケニアのビアガーデンで黒人女性店員に性的関係を強要する白人の不良男性に決闘を申し込み、撃退している)。野営地を襲撃してきたティラノサウルスの雄に麻酔銃を撃ち込み捕獲に成功するが、仲間のハンターたちを連れてその場を避難した相棒のアージェイは草地でヴェロキラプトルの群れに襲撃されて死亡した。ディーターや大勢のハンター仲間たち、さらに相棒のアージェイまで失って傷心したローランドはルドローからの雇用の誘いを断り、「これ以上仲間を失いたくない」と言い残してルドローと袂を分かち、ヘリコプターで島を去った。演じるピート・ポスルスウェイトはスピルバーグから高く評価されており、次作『アミスタッド』でも起用している。
- アージェイ・シドゥ
- 演 - ハーヴェイ・ジェイソン
- ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ローランドとは旧知の仲。サイトBでは彼の相棒として行動している。サラの服についていたティラノサウルスの仔の血の匂いを追ってきたティラノサウルスがキャンプを襲った際、仲間のハンターたちを連れて避難中にヴェロキラプトルの群れに襲われて仲間たちと共に死亡。アージェイの死は直接的には描かれなかったが、アージェイのリュックをニックが発見したことでアージェイが死んだことが暗に示されている。アージェイの死を知ったローランドは後悔のあまり傷心し、ルドローと袂を分かった。
- ディーター・スターク
- 演 - ピーター・ストーメア
- ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ローランドから副隊長を任せられる優秀なハンターだが、スタンガンでコンプソグナトゥスをいたぶるなど冷酷な人物。用を足す為にグループから離れ、道に迷ってしまう。迷走するうちに武器や装備も失い、皮肉にも馬鹿にしていたコンプソグナトゥスの群れに襲われて死亡。遺体はローランド達に発見されたが、無残に食いちぎられていた。
- ロバート・バーク
- 演 - トーマス・F・ダフィ
- ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。古生物学者。キャンプを襲ったティラノサウルスに追われて、滝の裏にあるくぼみに逃げ込んだが、ヘビが服の中に入ったことでパニックを起こし、サラの制止もむなしく外へ飛び出そうとしたところをティラノサウルスに捕食され死亡した。
- カーター
- 演 - トーマス・ロサレスJr.
- ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。危険な場所でもヘッドフォンで音楽を聴いて周囲を警戒しないなど、能天気な人物。ディーターとコンビを組んでいたが、彼が用を足すためにその場を離れたことに気付かなかった。キャンプを襲ったティラノサウルスから逃げる途中、踏み潰されて死亡。
ハモンド家
- ジョン・ハモンド
- 演 - リチャード・アッテンボロー
- かつてジュラシック・パークを建設した実業家。インジェン社の社長職を甥のルドローら重役陣によって解任され、一線を退いている。恐竜たちの野生のままの生態を研究することで過去の償いと名誉回復を画策し、ルドローたちが到着する前にサイトBへ調査隊を緊急派遣する。ラストでは、恐竜には人間の手は必要ないと思い直し、島の保護を訴えている。
- アレクシス・マーフィー(レックス) / ティモシー・マーフィー(ティム)
- 演 - アリアナ・リチャーズ / ジョゼフ・マゼロ
- ハモンドの孫の姉弟。4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人。冒頭、ハモンドの屋敷でイアンと再会する。
- 執事
- 演 - イアン・アグロンビー
- ハモンドの屋敷の執事。ハモンドの屋敷を訪れたマルコムを迎えた。
ボーマン家
- ボーマン一家のエピソードは原作では前作『ジュラシック・パーク』の冒頭で描かれている。
- キャシー・ボーマン
- 演 - カミーラ・ベル
- 家族とともにヨットクルーズでサイトBの海岸を訪れていた少女。1匹のコンプソグナトゥスに持っていたサンドイッチを与えたことがきっかけで、コンプソグナトゥスの群れに襲われ負傷する。間もなく両親やヨット乗員に発見されたため一命は取り留めたが、この一件でハモンドは代表権を失うこととなった。
- ポール・ボーマン
- 演 - ロビン・サックス
- キャシーの父親。放任家で娘にも自由に行動させるが、皮肉にもそれが娘の一大事に繋がる。キャシーがコンプソグナトゥスの群れに襲われた際、悲鳴を聞きつけてすぐに救出に向かったことで、結果的に娘を救うことができた。
- デアドラ・ボーマン
- 演 - シド・ストリットメーター
- キャシーの母親。コンプソグナトゥスに襲われたキャシーを発見し、悲鳴を上げる。
その他
- 知りたがる男
- 演 - ロス・パートリッジ
- ニューヨークの地下鉄の電車内でマルコムに気付いて絡んできた男。
- カルロス
- 演 - ジェノ・シルバ
- コスタリカ本土からマルコム達をサイトBまで運んだ現地の船の船長。サイトBに向かうマルコム達に「五つの死」を説明し警告し、島に行く事を拒んでいたがマルコム達をサイトBまで運んだ。
- インジェン社の警備員
- 演 - クリストファー・カソ
- インジェン社の警備員の1人。ティラノサウルスを乗せた貨物船が事故でサンディエゴ市の港に衝突上陸した時、誤って貨物室の扉のスイッチを押し、ティラノサウルスを開放させてしまった。ゲーム『レゴ ジュラシック・ワールド』で、ジェリー・ランドールと言うフルネームが付けられていた。
- インジェン社の社員
- 演 - ビリー・ブラウン
- インジェン社の警備員の1人。ティラノサウルスを乗せた貨物船がサンディエゴ市の港に衝突した時、ラドローと船に乗り込み、乗組員の遺体の一部を発見した。ゲーム『レゴ ジュラシック・ワールド』ではバーナーと言う名前が付けられている。
- ベンジャミン
- 演 - コルトン・ジェームズ
- サンディエゴ市に住む少年。ティラノサウルスが家の裏庭にやって来た時、足音で目を覚ました。両親に訴えるも信じてもらえず、ティラノサウルスが飼い犬を捕食したのを目撃して、写真を撮っていた。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
イアン・マルコム | ジェフ・ゴールドブラム | 大塚芳忠 |
サラ・ハーディング | ジュリアン・ムーア | 勝生真沙子 |
ピーター・ルドロー | アーリス・ハワード | 牛山茂 |
ジョン・ハモンド | リチャード・アッテンボロー | 永井一郎 |
エディー・カー | リチャード・シフ | 納谷六朗 |
ニック・ヴァン・オーエン | ヴィンス・ヴォーン | 平田広明 |
ケリー・カーティス | ヴァネッサ・リー・チェスター | 渕崎ゆり子 |
ローランド・テンボ | ピート・ポスルスウェイト | 麦人 |
ディーター・スターク | ピーター・ストーメア | 神谷和夫 |
ロバート・バーク | トーマス・F・ダフィ | 塩屋浩三 |
アージェイ・シドゥ | ハーヴェイ・ジェイソン | 小島敏彦 |
カーター | トーマス・ロサレスJr. | 立木文彦 |
ポール・ボーマン | ロビン・サックス | 小川真司 |
デアドラ・ボーマン | シド・ストリットメーター | 日野由利加 |
執事 | イアン・アグロンビー | 北村弘一 |
カルロス | ジェノ・シルバ | 仲野裕 |
インジェン社の警備員 | クリストファー・カソ | 辻親八 |
インジェン社の社員 | ビリー・ブラウン | 立木文彦 |
その他 | 内藤愛美 梅津秀行 後藤敦 斉藤功司 岡村明美 滝沢ロコ 沢木郁也 藤間宇宙 塩田朋子 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
感想
何と本作の主人公は前作『ジュラシック・パーク』の嫌われ者、名言量産機こと数学者のイアン・マルコム博士です↓
まさか、イアン・マルコム博士が『ジュラシック・パーク2』の主人公に選ばれようと、誰が予想できたでしょう。
イアン・マルコム博士好きだったので、嬉しかったです( *´艸`)
前作では皮肉屋で、きつそうな性格で描かれていたのですが、前作のことがよっぽど堪えたのか、今作では柔和になって、娘のことを心配するいいお父さんキャラとして描かれているんですね( *´艸`)
前作のイアンも好きでしたが、今回のイアンも好き、どっちも、かっこいいですよね(≧▽≦)b
時系列的には前作『ジュラシック・パーク』から四年後の設定です。
イアンはインジェン社の社長ジョン・ハドモン↓
から呼び出され、ジュラシック・パークに恐竜を供給するための遺伝子工場「サイドB」の存在を知らされ、閉鎖されたまま放置された島で独自に野生化した恐竜たちの調査を依頼されます。
ですが、四年前の惨劇を経験したイアンは危険であることを理由に断ろうとしますが、イアンの恋人で古生物学者のサラがすでに現地入りしていると知らされ、「調査隊ではない、救出隊だ!」といいサラを助けるためにイスラ・ソルナ島に向かうことになるが……その救出隊に娘のケリーが潜り込んでいたのでした……(; ・`д・´)
そして、イスラ・ソルナ島に到着早々、お馴染みのヴェロキラプトルやティラノサウルスたちに襲われ……ケリーはついてきたことを後悔することになるのだった……。
パニック映画って基本的にストーリーは同じですよね。
動物たちから逃げるだけです。
そこで扱う問題だったり、見せ方を工夫して差別化するわけですが、本作『ロスト・ワールド ージュラシック・パーク2ー』が扱っているテーマの一つに恐竜の母性・父性があります。
今回登場する恐竜ハンターたちが「ティラノサウルスの子供を盗む」という事件が起きて、ティラノサウルスは子供を取り戻そうと襲って来るんですよ。
古生物学者の間では、恐竜には母性や父性がないという説が定説だったようで、サラはティラノサウルスが子供を取り戻そうとする姿を見て、母性や父性があることを確信するという一場面がありました。
実際には恐竜に母性や父性があったのか調べる手立てはないわけですが、現代の生きた恐竜とも称される「ワニ」には母性や父性があるような行動が確認されているようなんですね。
アニマトロニクスを使って、動物たちをまじかで撮影するという映像を観たことがありますが、その映像の一つにワニを撮影した動画があって、その動画でワニが卵から産まれた子供たちを安全な場所に移す場面が記録されていました。
ワニと恐竜では違うかも知れませんが、恐竜もそんなワニのような行動をとっていたと思うんですよね。
イアンが娘を護ろうとしているのと同じように、恐竜たちも子供を護るために行動しているのです。
そんなイアンとティラノサウルスの母性・父性の対比が一つのテーマになっています。
恐竜は人間たちの手に余る絶大な力を持っている、文字通り「恐ろしい竜」ですが、結局、「人間の方が怖い」という結論に帰結するんですよね(^-^;
人間たちが恐竜を蘇らせなければこのような悲劇は起きなかったし、人間たちが島に近寄らなければ限りなく無害です。
やっぱり人間が元凶なんですよね(^▽^;)
本作のラストでハモンドがイスラ・ソルナ島への立ち入りを禁止し、恐竜と人間たちを隔離しますが、人間の好奇心が新たな悲劇を招くことは後のシリーズを観ても明らかです。
人間の好奇心が破滅をもたらすのでしょうか?
この映画を教訓にできればいいですね( ̄▽ ̄)ゝ