ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 ドラマ/ロマンス 『大いなる遺産(2012)』

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引用元:Amazon

 チャールズ・ディケンズの名作『大いなる遺産』を原作とした映画です(≧▽≦) 今までにも幾度となく映像化されていますが、バニラは『大いなる遺産(2012)』バージョンが初です。一応バニラは原作の『大いなる遺産』を数年前に読んでいたのですが、映像で観ることで、雰囲気や小物、19世紀イギリスの雰囲気などを味わうことができ、うすぼんやり記憶されていた小説版の『大いなる遺産』の記憶を補強しました。

 やっぱり映像は凄いですね(*'ω'*) 長期記憶されます。原作を殆ど覚えていないのですが、原作とストーリーが違うところもあって、比べてみるのも面白いと思います。原作を覚えていないので、ハッキリとしたことは言えませんが、原作の再現度は高いと思います。

 中でも『ハリーポッター』でベラトリックス役や『チャーリーとチョコレート工場』でバケット婦人などを演じたヘレナ・ボナム=カーターさんが演じた、いつも白いウエディングドレスを着ている、ミス・ハヴィシャム

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引用元:livedoor

というキャラがいるのですが、イメージにピッタリでめっちゃはまり役だと思いました。そうだよ、このイメージだよ(≧▽≦) って。

 ミス・ハヴィシャムが養女として育てているエステラという美少女に、主人公のピップは恋をしてしまうのですね。だけど、ミス・ハヴィシャムはちょっと、どころではなく、かなり変わっている人で、エステラを冷徹な人間に育ててしまうのですよ。

  ハヴィシャムのどこが変わっているって、『ハリーポッター』に登場するハーマイオニーと一二を争う人気キャラ”ルーナ”並みに変わっています(この例えわかります?)。

 これは、毒親に育てられた子供がどうなるか、というふうにも見れますね……。物語の後半に、エステラが「どうしてこんな人間に自分を育てたの」みたいにミス・ハヴィシャムに当たる場面があったのですが、どれだけ恨んでもエステラにとっては育ての親であることは変わらず、縁を切ることができなくてエステラは解放されないのですね~(-_-;)

 ミス・ハヴィシャムのキャラ好きですが、もしこんな人が親だったら本当に大変そうです(´・ω・`) だけど、ハヴィシャムを責めることもできないんですよね~……。ハヴィシャムにも辛い過去があるのですよ(;´Д`) 愛を伝えるのが下手な不器用な人なのです。

 なんか、ミス・ハヴィシャム推しの感想になってしまいましたね。もし、『大いなる遺産(2012)』を観ることがあったら、ミス・ハヴィシャムに注目してみてください(≧▽≦)