概要
ウッディ・アレンが監督・脚本・主演を務め、大都会ニューヨークを舞台にモノクロ映像でつづった群像劇。マンハッタンのレストランで、いつものように会話に花を咲かせるテレビライターのアイザックと親友の学校教師エール。アイザックは42歳だが、17歳の学生トレーシーと同棲中だ。彼には2度の離婚歴があり、2番目の妻ジルが彼との生活を暴露した小説を書こうとしていることに頭を悩ませていた。一方、エールには結婚して12年になる妻がいるが、他の女性を好きになったとアイザックに打ち明ける。ある日、エールの浮気相手である雑誌記者メリーと出会ったアイザックは彼女と意気投合し、夜のマンハッタンを連れ立って散策するが……。メリーをダイアン・キートン、ジルをメリル・ストリープが演じた。
1979年製作/96分/アメリカ
原題または英題:Manhattan
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1980年2月23日
引用元:https://eiga.com/movie/49781/
登場人物・キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| TBS版 | ||
| アイザック | ウディ・アレン | 樋浦勉 |
| メリー | ダイアン・キートン | 高島雅羅 |
| エール | マイケル・マーフィー | 小川真司 |
| トレーシー | マリエル・ヘミングウェイ | 冨永みーな |
| ジル | メリル・ストリープ | 横尾まり |
| エミリー | アン・バーン | 吉田理保子 |
| その他 | N/A | 幹本雄之 島香裕 藤城裕士 ほか |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/マンハッタン_(映画)
ストーリー
テレビのライターのアイザックと学校教師のエールは友達同士。
アイザックは42歳ながら、17歳のトレーシーと付き合っていた。
エールは妻エミリーがいるものの、編集者のメリーに心を奪われていた。
アイザックはメリーと一度会うが、その頭でっかちのものの考え方に辟易する。
そんな時、アイザックはテレビ番組の笑いの程度が年々低下していることに嫌気が差して、他のスタッフと喧嘩して仕事を辞めてしまう。
2度の離婚により、養育費を払っているアイザックはすぐに生活が困窮して、アパートを引っ越しすることになる。
2番目の妻のジルはアイザックとの結婚生活を暴露本として出版しようとしていた。
そのジルとアイザックが離婚した理由はジルが同性の恋人に走ってしまったからだ。
エールとメリーは付き合うが、メリーはエールが妻と別れようとするのを嫌い、エールも妻と別れる気が無いことから、破局を迎える。
エールはアイザックにメリーと付き合うように勧める。
アイザックも17歳のトレーシーとはいい加減別れなければいけないと思っていたことから、メリーと付き合うことにするが……。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/マンハッタン_(映画)
感想
最初、観終わったときは「これ、面白いか?」と思ったのですが、しばらく経ってから考えが変わりました。
ただ、中年男性たちのメリーゴーランドのように移り変わる恋愛模様を描いただけの物語なのですが、なんだか癖になる面白さがあります。
何でしょう?
観ているときも感じましたが、雰囲気が軽めの村上春樹っぽい気がします。
そう思うと、何から何まで村上春樹っぽく思えてなりません。
調べてみると、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』は本作が製作された1979年に新人賞を受賞していますし、村上春樹自身、本作主演のウディ・アレンについて取り上げているそうです。
何なんでしょう、この関連性は!
恐らくですが、村上春樹の作品形成にウディ・アレンの影響が大きいように感じます。
村上春樹の作品を読んだことがある人ならわかると思いますが、村上春樹の作品ってナルシシズムが強く、性描写が多く、比喩を比喩で例えるような回りくどく粘っこい文章なんですよね。
それが村上春樹のいいところであり、村上春樹が嫌われるところでもあるのですが、バニラはハルキスト(村上春樹の熱狂的ファン)ではないものの、結構村上春樹の小説好きなんですよ( ̄▽ ̄)
最近は小説読んでいませんが、『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』とかは読みました。
村上春樹の何が面白いって、日常が徐々に非日常になっていく唯一無二の世界観と、粘っこく、回りくどく、キザったらしい文章が癖になるのです。
そして、本作『マンハッタン』は軽めの村上春樹感があるように感じ、最初はあまり面白いと感じなかったのですが、時間を置いて考えてみると、癖になる面白さがある気がしてきました。
登場人物たちが、ライターとか、教師とか、編集者とかの文化人なので、芸術や学問に傾倒しており、インテリ的会話や、インテリ的ボケツッコみをするので、それが鼻に付くけど面白いんですよ。
本作が製作されたのが1979年という、当時の時代的にはどうなのかわかりませんが、スマホやパソコンなどのテクノロジーが登場しないだけで、この作品が1979年の作品ということを忘れてしまうほど、現代でも通用する恋愛観が描かれいます。
村上春樹が好きな人は好きなタイプの映画だと思うので、古い映画だからと敬遠せずに一度観てみるとハマるかも知れませんよ( ̄▽ ̄)ゝ
予告
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