ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 ドラマ 『プライベート・ウォー』

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引用元:yahoo!映画-yahoo! JAPAN

 この映画はフィクションではなく、ノンフィクションです。ポスターにも書いている通り、戦場記者のメリー・コルヴィンさんが、2012年に命を落とすまでの軌跡が語られています。

 戦場で片目を無くし、一時はPTSDになってしまっても、どうしてコルヴィンさんは戦場を取材するのか。普通、そんな酷い目に遭ってしまったもう二度と行きたくないと思いますよね? バニラなら負け犬の遠吠えを吐いて、尻尾を巻いてすたこらさっさ、しています( ;´Д`)

 この、コルヴィンさんと、似たようなニュースを目にした記憶はありませんか? 以前、騒がれていた後藤健二さんや安田純平さんのことです。戦場を取材に行って、イスラム国に拘束され、イスラム国は解放する代わりにと日本に身代金を要求されました。

 そのときに、結構騒がれていた論争を知っているでしょうか? そうです、自己責任論です……。好きで戦場を取材に行ったんだから、捕まって殺されても自業自得という酷いことが当時は言われていたように思います……。

  はたして、そんな考えでいいものか? とバニラは悲しく遺憾に思ったのですよ。そういうふうに匿名で安全地帯から、そのような自己責任論を振りかざすなど無責任ではないか、と。

 どうして、ジャーナリストの人たちは命の危険を冒してまで、危険な戦場に行っていると思いますか? お金になるからとか、名誉のためだとか、そんな理由ではありません。報道の自由を守るためです(≧◇≦)

 日本のような民主主義国家であっても報道の規制や統制がされて、メディアで不都合な真実が語られることはありません。ましてや、インターネットが普及して情報がフラットになったからといっても、島国である日本では外国で今何が起きているのかなど知りません。知らないというより、知ろうとしません。

 人間は観たい物だけを観て、聞きたいことだけを聞くようにできているのです。どんなに活動家やジャーナリストが、日本や世界で起きている事件を訴えても、大多数の人たちは知ろうとしない以前に、目と耳に入ってさへ来ませんが、それでもその情報を聞いて、考えを変える人たちが少しは現れるかもしれない。

 ジャーナリストたちはメディアが報じない世界で起きている不都合な現実をバニラたちに知らせるために命をとして、現実を調べて来てくれているのです。それもすべては、報道の自由を守るためであり、廻りまわって民主主義を守ることに繋がるのです。

 報道の自由がない民主主義など独裁国家なのですから。だから、ジャーナリストたちを自己責任といって見捨てることは、民主主義を否定しているに等しいことなのです。確かに、バニラたちが世界で起きている現実を知ったところで何もできないですけど、知らないよりは他者を尊重する意識が生まれると思うのです。

 知ることは無意識の差別をなくすことに繋がるのですから。この映画の最後コルヴィンさんが語った演説はグッとくるものがあり、少し涙ぐんでしまいました(T_T) バニラたちはジャーナリストの皆様に、報道の自由を守ってくれて、そして世界で起きている真実を教えてくれて、ありがとうと言わなければならないのです(≧◇≦)