ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメーション映画 クライム/アドベンチャー『ルパン三世 カリオストロの城』「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました」

引用元:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/buzzfeed/entertainment/buzzfeed-7899459

概要

1979年に製作・公開されたアニメ「ルパン三世」劇場用映画のシリーズ第2弾で、宮崎駿監督の劇場初監督作品として知られる名作。

盗み出した大金がゴート札と呼ばれる偽札であることに気づいたルパンと次元は、ゴート札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやってくる。そこで謎の男たちに追われていた少女クラリスを助けたルパンたちだったが……。

クラリス役は、「風の谷のナウシカ」のナウシカ役でも知られる島本須美。2014年5月にデジタルリマスター版が公開されて以降、幾度もリバイバル公開されており、2017年1月にはMX4D版、2019年11月には「MX4D」「4DX」の2タイプの体感上映システムに対応した4D版がそれぞれ公開。2021年10月には「ルパン三世」アニメ化50周年を記念して4K映像+7.1chサラウンドの特別仕様で公開(短編「ルパンは今も燃えているか?」と2本立て)。2024年11月には劇場公開45周年を記念して、初のIMAX上映を含めてリバイバル公開。

1979年製作/100分/G/日本
配給:TOHO NEXT
劇場公開日:2024年11月29日

その他の公開日:1979年12月15日(日本初公開)、2014年5月9日、2017年1月20日、2019年11月8日、2021年10月1日

引用元:https://eiga.com/movie/32052/

登場人物・キャスト

メインキャラクター

ルパン三世
声 - 山田康雄
かの名高き怪盗アルセーヌ・ルパンの孫で、自らも世界的な大怪盗かつ変装の達人。
ゴート札の出処と疑われているカリオストロ公国へ入国した際に追われていたクラリスを見かけ、助けるために追っ手を撃退するが、彼女は別の追っ手に連れ去られてしまう。クラリスが残した指輪を見て、彼女が昔自分を助けてくれた幼女であったことに気づき、恩に報いるためにも行動する。
次元大介
声 - 小林清志
コンバットマグナムを使う射撃の名手でルパンの相棒。
ルパンと共にカリオストロ公国の城に水中から潜入するもはぐれてしまい、その後は五ェ門と共に重傷を負ったルパンを匿ったり、対戦車ライフルによる射撃で援護したりした。クラリスの事を「お姫さん」と呼び、健気な彼女を良い娘と評している。
石川五ェ門
声 - 井上真樹夫
古の大泥棒・石川五ェ門の十三代目。最強の刀「斬鉄剣」を使う居合い抜きの達人。
ルパン達と合流した際、ルパンがわざと銭形をカリオストロに呼んだ意図を見抜く等持ち前の勘の鋭さを見せた。
クラリスの真摯な立ち振る舞いに触れて、思わず「可憐だ」と漏らし、その後の戦闘では普段以上の冴えを見せた。
峰不二子
声 - 増山江威子
ルパン一味の紅一点で、付かず離れずの存在。時にはルパン達を利用したり、裏切ったりすることも多い。
カリオストロ城の秘密を探るため、ルパンたちより先に単独で「クラリスの召し使い」として城内に潜入していた。今作ではルパン一味との関わりは少ないものの[注 3]、ルパンや銭形に情報を流して陰ながらにサポートをしている。
銭形警部
声 - 納谷悟朗
ルパン一味を追うICPOの捜査官。ルパン専任捜査官であるため、ルパンに関係する事件なら世界中どこでも捜査権が認められている。
ルパンの情報を聞きつけて埼玉県警機動隊[注 4]を率いてカリオストロ公国に駆け付け、伯爵城の外周警備を行うが、カリオストロ伯爵の裏工作でインターポールから帰還命令が出る。納得できずに伯爵に掛け合おうとするが、床に仕掛けられた罠により城の地下牢獄に落とされ、途方に暮れているところを同じく落とされたルパンと合流。ゴート札の秘密を知りルパンと一時休戦して共に地下から脱出。インターポールにニセ札製造の実態を訴えるも歴史の暗部に深く噛む事案であるがゆえに歯牙にもかけられなかったため、一時は落胆して任務から退く。
その後、不二子からルパンが伯爵の結婚式に乱入する気であることを知らされる。これ幸いと、ルパン逮捕を口実にニセ札の製造現場とその実態を世界に暴露するべく自らも再び機動隊を指揮して現場に赴く。ルパンの大暴れによる騒ぎの中、城に機動隊を率いて突入し、レポーターに変装して潜入した不二子と共に地下の偽札工場を偶然発見した振りをして世界中に中継することで、インターポールの鼻を明かした。相変わらずルパンを逮捕できなかったが今回の事件に関しては色々と理解を示していた。
ルパン曰く「昭和一桁生まれ」とのこと。
他の作品と違い、手錠や拳銃を取り出す場面が無く、十手を振るうか徒手格闘のみである。

ゲストキャラクター

クラリス・ド・カリオストロ
声 - 島本須美
本作のヒロインにしてキーパーソン。カリオストロ公国の公女で、大公家最後の姫君。大公家に伝わる「銀の山羊の指輪」の所有者。
7年前に起きた大公の館の大火事[注 5]で両親を亡くして以来、永らく修道院に入っていたが、両家を統一し国を手中に収めようとするカリオストロ伯爵との政略結婚を強いられる。非道な行為を続ける伯爵に反発し、婚礼衣装の仮縫いの隙を突いて脱走する。伯爵の差し向けた追手から逃げている途中でルパンと再会し、一時は助けられるが、再び捕らわれる。
終盤では薬物により意識を奪われた状態で結婚式を挙げさせられていたが、三たび城に潜入したルパン一味に助けられ、逃亡中に次元と五ェ門にも感謝の言葉を述べた。
幼少期、若き日のルパンがゴート札を狙って忍び込んだ伯爵の城から脱出中に負傷し行き倒れていたところを介抱していた。クラリス本人はその時のことを覚えていないが、エピローグでは「ずっと昔にあの方(ルパン)に会ったような気がするの。……ルパン……。きっとまた会えるわ」と呟く。
ラザール・ド・カリオストロ伯爵
声 - 石田太郎[注 6]
カリオストロ公国の摂政を務める事実上の統治者。本作の悪役
伯爵家当主(代数は不明)で、大公夫妻の死後、摂政として公国の実権を握っている。表向きは傲岸不遜ながらも紳士的だが、本性は強欲かつ残虐非道な人物。伯爵家の一族を「大公家の影としてカリオストロ家の暗部を一手に担ってきた」と自認しているように、裏では本物以上と評された偽札「ゴート札」の密造をも受け継いでおり、世界各国の闇の部分と深く繋がっている。
伯爵家に伝わる「金の山羊の指輪」の所有者であり、対となる「銀の山羊の指輪」を持つクラリスとの政略結婚によってカリオストロの正当な後継者としての地位と、2つの指輪に秘められたゴートの秘宝を手に入れようと目論む。
劇中ではほぼ一貫して「伯爵」と呼ばれ、ファーストネームは劇中では呼ばれない[注 7]
結婚式をぶち壊しにしたルパンと湖の時計塔で対峙する。ルパンとはぐれたクラリスを追い詰めて殺そうとするが、駆けつけてきたルパンから持ち掛けられた指輪と人質の交換条件を呑む振りをしてルパンを殺そうとし、それを止めようとして飛びかかってきたクラリスをも蹴落とす。ルパンに教わった通りに両指輪を時計の盤面の1時方向にあるレリーフにはめ込むが、指輪が時計塔のスイッチだとは知らなかったため、仕掛けが起動した瞬間に長針と短針に挟まれて苦しみもがく。最後は暗闇で両針が12時を指し、断末魔の叫びをあげると共に死亡した(その際、圧死又は斬首を思わせる軽い音をたてた)[要検証]
ジョドー
声 - 永井一郎
カリオストロ伯爵に仕える有能な執事。裏の顔として、各国の情報機関からも恐れられる公国の特殊部隊「カゲ」の長官も兼任している。
財宝を手に入れようとする伯爵を献身的にサポートし、一度はMG34を用いてルパンに瀕死の重傷を負わせる。伯爵への忠義心は厚く、伯爵が最期を迎えた際は「これでカリオストロも終わりだ。斬れ。」と嘆き、五ェ門に自らを介錯するよう求めた。しかし五ェ門は「無益な殺生はせぬ。」とこれを断った。
園丁(庭師の老人)
声 - 宮内幸平
大公家公邸の庭師。自分の職務に誇りを持っており、大公家の没落後も焼失した公邸跡の庭園を管理し続けている。
クラリスのことは誕生当時から見守っており、彼女から愛犬のカールを託されている。無愛想だが根は親切で、伯爵との戦いに敗走したルパンたちを匿った。
グスタフ
声 - 常泉忠通[注 8]
主に城内の警備とカリオストロ伯爵の身辺警護を務める、衛士隊長。融通の利かない堅物気質。
機動隊
声 - 松田重治[注 9]
銭形が支援部隊として日本から引率してきた埼玉県警察機動隊
パトカーと2台の幌付きトラックに分乗し、ジュラルミン製の大盾と木製警棒を装備している。拳銃を収納するホルスターも装備しているが、拳銃を構えたり発砲したりする描写はない。
負傷者を出しながらも、サーベルで武装した衛士隊と激しく渡り合った。ラストではルパンを追う銭形とともにカリオストロ公国を離れ、クラリスたちに手を振る。
カール
庭師の老人が面倒を見ている老犬。大の大人を押し倒すほどの力がある大型犬。犬種は不明。
元はクラリスの飼い犬であり、大公夫妻の没後にクラリス修道院へ入る際、老人へと預けられた。彼女がまだ幼かった頃、カリオストロ城からの逃亡中に負傷して行き倒れていた若き日のルパンを最初に発見していた。
クラリス以外には懐かないというが、ルパンについたクラリスの匂いにより、彼の傍を離れようとしなかった。
大司教
声 - 梓欽造
バチカンカトリック教会大司教
カリオストロ伯爵とクラリスの婚礼の司祭を請われてカリオストロ公国へ向かうが、城への道中で渋滞に巻き込まれる。その隙に地元の人間に変装した次元が、「近道」と称して城とは違う田舎の方向を案内することで婚礼に間に合わなくさせ、その間にルパンが大司教に変装してクラリスを救出するべく城に入った。
衛士隊
カリオストロ公国の治安部隊。
カリオストロ伯爵は「我が国にも警察はある」と同隊を紹介していたが、その活動範囲は国境検問を除けば城外にまでは至らないような描写がなされている。古風な軍服と鉄帽、サーベルを腰に下げた前時代的なスタイルが特徴。拳銃のホルスターも装備するが、使用の描写はない。
水兵
カリオストロ公国水軍の兵士。内火艇に乗艦して短機関銃武装水兵服を着用している。
終盤の時計塔ではルパンと直接対峙するが、塔内に突入した折、1人が歯車に巻き込まれるという壮絶な死を遂げた。
カゲ
ジョドー率いるカリオストロ公国の特殊部隊。ルパン曰く「暗殺のプロ」。
全身に衝撃吸収を兼ねた防弾仕様の頑丈な鎧を纏っており、籠手の鋭い爪と前腕に仕込まれた鋭い刃が特徴。この鎧は次元のマグナム銃の接射も効かず、対戦車ライフルでも吹き飛ばされるのみで原型は保っており、五ェ門の斬鉄剣でようやく斬り落とされるという極めて高い防御性能を誇る。このほか、主に水中任務に特化した軽装、通称「水カゲ」も存在する。正体はカリオストロ公国の召使い達であるが、衛士に比べると年齢層が高いように描写されている。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ルパン三世_カリオストロの城

ストーリー

世界的な怪盗であるルパン三世は、仲間の次元大介石川五ェ門[注 2]とともに、モナコの国営カジノの大金庫から大金を盗み出す。しかし、その正体は真券同然の精巧さで知られる幻の偽札ゴート札」であった。ルパン家の家訓の一つ「偽物に手を出すなかれ」に従い、偽札を車から撒き散らして捨てたルパンと次元は、ゴート札を次の標的に定め、その出処と疑われているヨーロッパのカリオストロ公国へ向かう。

カリオストロ公国に入国したルパンたちは、猛スピードで車を走らせるウェディングドレス姿の少女と彼女を追う男達を見かけ、訳もわからぬまま少女を助けようとする。少女はこの国の亡き大公の娘クラリスだった。クラリスは、大公夫妻の死後に摂政としてこの国を治めているカリオストロ伯爵に結婚を迫られ、逃げ出したのであった。ルパンたちは追っ手を撃退したものの、ルパンはクラリス共々崖から落ち、さらに落ちてきた枯れ木に頭を直撃され気絶する。その間に別の追っ手が迫り、クラリスはルパンに累が及ばないよう単身その場を離れ、連れ去られてしまう。意識を取り戻したルパンは、クラリスが残していった手袋の中に指輪を見つけ、幼い頃の彼女に出逢ったことを思い出す。かつてルパンがゴート札を狙って公国に忍び込んだものの、迎撃を食らい重傷を負わされたとき、介抱してくれた幼女がクラリスであった。一方、捕らえたクラリスが指輪を付けていないことに気づいた伯爵は、クラリスの逃亡を手助けしたルパンらに暗殺集団を差し向ける。伯爵は、自身の持つ金の指輪とクラリスの銀の指輪を合わせることで手に入れることができるという「ゴートの秘宝」を狙っていた。

夜半、宿に現れた暗殺集団の手から逃れたルパンは、伯爵にクラリス奪取を予告。五ェ門を呼び寄せるとともに、ルパンの逮捕に執念を燃やす国際警察ICPO/インターポール)の銭形警部に情報をリークし、クラリスが監禁されている伯爵の城へ来るように仕向ける。銭形は埼玉県警の警察官を多数率いて城へと赴くが、衛士たちに邪魔されて思うように捜査ができない。

ルパンはローマ帝国時代に築かれた水道橋を伝って城内に潜入すると、銭形に変装して衛士隊を欺き、騒ぎを起こしてその隙にさらに奥へと入り込む。クラリスの身の周りの世話をする使用人として城に潜入していた峰不二子から、クラリスの居場所を聞き出したルパンは彼女と対面して指輪を返し、しばし心を通わせるが、伯爵に見つかり、地下へと通じる穴に落とされてしまう。地下は巨大な牢獄になっており、権謀術数の犠牲者やゴート紙幣の謎をつかもうとして伯爵家に捕らえられた者たちの骨や遺品が散らばっていた。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ルパン三世_カリオストロの城

感想

たぶん、なんやかんやで少なくとも2回くらい以前も観たことあるのですが、当時はまだ子供だったので「とんでもないものを盗んでいきました」という名シーンだけ憶えて、その他のストーリーはまったく憶えていませんでした(^▽^;)

結構、『ルパン三世』の物語って政治や歴史の話が多くて、子供には難しいイメージがありませか?

本作『カリオストロの城』も、バニラの理解力がなかったのではなく、政治色、歴史色が強いので、子供時代の自分が憶えていないのもうなずけますよね('ω')

だから、ほぼ初見の状態で改めて観ましたが、「こんな話だったのか」と、感動しています。

 

説明するまでもないと思いますが、本作は宮崎駿監督の初長編作品で、ここからジブリの歴史が始まったと言っても過言ではないくらい、日本アニメ史を語る上では外せない作品となっています。

一般的に初期の作品って方向性が定まっていないとか、発展途上な場合が多いと思いますが、『カリオストロの城』の時点で後の宮崎ジブリ作品の特徴がすでに完成されているように感じました。

新しいジブリ作品も当然素晴らしいですが、昔の『風の谷のナウシカ』とか『天空の城ラピュタ』とか『となりのトトロ』とか『魔女の宅急便』とか『紅の豚』などの古いジブリ作品の温かみのある絵柄はいいですよね(●´ω`●)

予告

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映画 ドラマ/伝記『幸せのちから』「不幸でい続けることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ」

引用元:telasa.jp

概要

医療機器事業の失敗によりホームレスとなったが、超難関の株トレーダー養成コースを経て一流証券会社に就職し、アメリカンドリームを成し遂げた実在の人物(クリス・ガードナー)の半生と彼を支えた息子との心の交流を描く人間ドラマ。息子役には主演ウィル・スミスの息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスが抜擢。監督はイタリア映画界で活躍し、本作でハリウッドデビューを飾ったガブリエレ・ムッチーノ。

2006年製作/117分/アメリ
原題または英題:The Pursuit of Happyness
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2007年1月27日

引用元:https://eiga.com/movie/33852/

登場人物・キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 日本テレビ[6]
クリス・ガードナー ウィル・スミス 江原正士 東地宏樹
クリストファー ジェイデン・スミス 小林翼 渡邉奏人
リンダ タンディ・ニュートン 石塚理恵 杉田かおる
ジェイ・トゥイッスル ブライアン・ホウ 石田圭祐 玄田哲章
マーティン・フローム ジェームズ・カレン 稲垣隆史 川久保潔
アラン・フレーケシュ ダン・カステラネタ 稲葉実 伊藤昌一
ウォルター・リボン カート・フラー 横島亘 小島敏彦
チュー夫人 タカヨ・フィッシャー 定岡小百合 竹口安芸子
タクシードライバー ズハイル・ハダド 辻親八  
大家 ヴィクター・レイダー=ウェクスラー 浦山迅  
男性運転手 ジョセフ・ヌネズ 奈良徹  
ウェイン マーク・クリストファー・ローレンス 朝倉栄介  
ホームレス ジョン・ロブ 佐々木睦  
ティム・リボン ドミニク・ボヴ 東條加那子  
ディーン・ウィッターの秘書 エリン・ビアズ  
フェラーリのオーナー ジェフ・キャラン ふくまつ進紗  
役員 ジョン・コヴァセヴィッチ 最上嗣生  
インターン ケヴィン・クルック 井上剛  
ロナルド・レーガン 稲垣隆史  
ヒッピー女 ジョイフル・レイヴン 瑚海みどり  
バスドライバー ラシダ・クレンデニング 久行敬子  
秘書 アビゲイル・ヴァン・アリン 北西純子  
スーツを着た通りがかりの男 クリス・ガードナー - -
その他 N/A 斧アツシ 中博史
石森達幸
藤本譲
島香裕
小室正幸
小形満
緒方文興
田中一永
佐藤美一
杉村憲司
小橋知子
植竹香菜
武田華
馬場典子
森圭介

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/幸せのちから_(映画)

ストーリー

1981年サンフランシスコ。妻リンダと息子のクリストファーと暮らすクリス・ガードナーは、骨密度を測定する新型医療器械のセールスをしていた。大金をはたいて仕入れた時にはこの機械を「革命的な機械」と信じ、妻とともに希望にあふれていたが、いざセールスをしてみるとその機械は病院関係者にとって「レントゲンより少し鮮明に見える程度で高価な贅沢品」という無用の長物であった。そのため機械のセールスはうまくいかず税金も滞納し、妻のパートでなんとか乗り切る苦しい生活を送っていた。

そんなある日、彼は路上で「真っ赤なフェラーリ」を見かけて思わず持ち主に2つの質問をする。

「あなたに2つ質問がある。仕事と、その仕事にどうやって就いたんだ?」

「株の仲買人をしていて、学歴がなくてもなれる」と返された彼は、株に興味を持ち始め、たまたま見つけた証券会社の養成コースに願書を提出する。半年間の研修期間で定員は20名、その中で選ばれるのはたった1名。しかもそのためにはまず研修生に選ばれることが必要だった。そこで彼は人材課長のトゥイッスルに近づき、彼が持っていたルービックキューブ(当時テレビにも取り上げられるほど大流行していた)を数分で完成させ、驚かせる。そうしてトゥイッスルに認められたクリスは研修プログラムに合格、参加することになる。だが研修期間中は無給であった。もし1名に選ばれなかったら半年間が無駄になる。

そんなとき、とうとうリンダが苦しい生活に耐えかね、息子を連れて出て行ってしまった。クリスは保育所から息子のクリストファーを連れ帰ったものの、大家には立ち退きを命じられ、駐車違反で一晩拘留されてしまう。持ち前の誠実さと機転で研修生にはなれたが、息子と2人で安モーテルに住むことになった。幸い機械のセールスはうまくいき、4か月で売り切るが、一息つく間もなく税の未納分として、そのほとんどを差し押さえられてしまうのである。

行くあてもなく文字通り路頭に迷う2人は、駅のトイレや教会などを転々とするホームレス生活を送る。貯蓄も家もなく、明日も見えない辛い日々の中、クリスを突き動かすものは、この生活から脱け出し幸せになりたいという思いと、父親も知らず育った自分のような境遇を息子に味わわせたくない、という息子への愛情であった。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/幸せのちから_(映画)

感想

本作は医療機器事業の失敗でホームレスに陥るも、超一流の株トレーダー養成コースを経て一流証券会社に就職。

後に自ら証券会社を起業し評価の高い一流企業にまで成長させアメリカンドリームを成し遂げた実在の人物クリス・ガードナーが、一流証券会社に就職するまでの伝記になります。

最初、あらすじだけ読んだ限りでは、まるで宝くじが当たるような、わらしべ長者的な派手なアメリカンドリームを想像していたのですが、派手さはまったくなく、どちらかというと悪い事の連続で、どん底まで落ち切り、やっと這い上がるところで物語が終わる映画でした。

「え、これで終わり……」となるのですが、『大吉は凶に還る』というように、最高の場面まで描いてしまうと凶に還る不安があるので、あえてこれからの成り上がりを描かないところが、末吉のような希望を感じさせていいのだと思います。

漫画などの続き物では不完全燃焼だと思いますが、映画ならではの構成だと思います。

 

そして本作のタイトルにもなっている『幸せのちから』とはアメリカ独立宣言における「幸福の追求(The pursuit of happiness)」に由来するそうで、物語の節目節目に、ウィル・スミス演じるクリス・ガードナーがこの「幸福の追求」について言及しており、この物語のテーマでもあると思います。

幸福は待っていてもやっては来ず、追及しなければならないというようなことが語られています。

この作品を観ていて思い出した名言があります。

西尾維新さんの『物語シリーズ』に登場する「僕はキメ顔でそう言った」というのが口癖の斧乃木余接(おののきよつぎ)という登場人物が言った

「不幸でい続けることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ」

という言葉です。

 

このセリフを始めて聞いたときバニラは、名言であることは認めるものの残酷な言葉だとも思いました。

この言葉は言ってしまえば王貞治さんが言ったという「報われない努力は努力とはいわない」という言葉と似ていますよね(^▽^;)

たぶん王貞治さんが言った実際の意味とは誤解されて世に広まっていると思いますが、この言葉は結果論で結果主義的な気もして卑怯な主張ですよね……。

だって、世の中には努力して、幸せになろうとしているのになれない人も大勢いるわけで、そんな人たちに対して「努力が報われていないのだから、それは努力とはいわない」なんていうのは酷です。

ではなぜそのような人が努力したのに報われなかったのかというと、やっぱり運がなかったからなんですよね。

「運も実力のうち」といってはそれまでですが(^▽^;)

 

作中でクリスと息子のクリストファーが神様についてこのような会話をしています。

「溺れた人がいて、その人の前に船に乗った人が駆けつけた。しかし、溺れた人は『神様が救ってくれる』といってその船を見送った。そしてまた、その溺れた人の前に船が駆けつけるが、またも『神様が救ってくれる』といって船を見送る。溺れた人は、結局溺れて死んでしまい、天国で神様に訊いた『なぜお救いくださなかったのか?』と、すると神様はこういった『二回も船を差し向けた』」。

ニュアンスは違いますが、似たようことを言っています。

 

つまり、『幸運の女神には前髪しかない』『人事を尽くして天命を待つ』ということわざがあるように、幸せになる努力をしていない人の前にいざチャンスが現れても、チャンスをつかむことはできないという比喩だったのだと思います。

クリス・ガードナーは能動的に幸せになる努力をしており、様々な幸運の予兆を見逃すことがなかったから成功できたのだと思いました。

まるで自己啓発書のような物語ですが、説教臭さは微塵もなく、父と息子の親子愛が描かれた感動作です( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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邦画 SF/コメディ『ドロステのはてで僕ら』「前人未到の長回しによるタイムサスペンスコメディ」

引用元:www.amazon.co.jp/amazon/お得に買い物

概要

サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。とある雑居ビルの2階。カトウがテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。「タイムテレビ」 の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが……。主人公カトウ役の土佐和成をはじめとする劇団メンバーのほか、朝倉あき、藤谷理子らが出演。原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、山口淳太が務める。

2020年製作/70分/G/日本
配給:トリウッド
劇場公開日:2020年6月5日

引用元:https://eiga.com/movie/92051/

登場人物・キャスト

カトウ
演 - 土佐和成
カフェのマスター。自室のモニターと、カフェのモニターが2分間の時差でつながってしまう。
メグミ
演 - 朝倉あき
カフェの隣の理容室の理容師。ひょんなことから騒動に巻き込まれる。
アヤ
演 - 藤谷理子
カフェの店員。
コミヤ
演 - 石田剛太
カフェの客。ラジオドラマの作家。
オザワ
演 - 酒井善史
カフェの客。スマホゲーム開発者。
タナベ
演 - 諏訪雅
カフェの客。自転車ショップの男。
フルヤ
演 - 角田貴志
ヤミ金業者の兄貴分。
ナリタ
演 - 中川晴樹
ヤミ金業者の弟分。
キンジョウ
演 - 永野宗典
カフェの客。
イシヅカ
演 - 本多力
カフェの客。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドロステのはてで僕ら

ストーリー

ある日の夜、仕事を終えたカフェの店長カトウが、店の2階にある自宅でギターを弾こうとしている。ギターのピックを探していると、部屋においてあるモニターから彼を呼ぶ声が聞こえてくる。カトウがモニターを覗くと、そこに映し出されたのはもうひとりのカトウ。モニターの中のカトウは、自分のことを2分後の未来のカトウだと言い出すが…。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドロステのはてで僕ら

感想

株式会社オポスが運営する日本の劇団および企画集団である『ヨーロッパ企画』初となるオリジナル長編『ドロステのはてで僕ら』。

バニラは以前同じヨーロッパ企画の『リバー、流れないでよ』という映画を観ました。

あちらの作品は2分間タイムループに陥ってしまった人々の話を描いており、初めて観たときアイデアの斬新さに驚きました。

数年、数日、数時間単位でタイムループする物語だったら観たことありますが、2分という短い時間の作品は観たことがありませんでした。

 

よく聞く話しだと思いますが、「物語のアイデアは昔に出尽くされている」そうです。

新しく思えるアイデアも、既存のアイデアの組み合わせなのです。

つまり、オリジナリティのある物語を作るには、まだ誰もやったことのない既存のアイデアの組み合わせを見つける必要があるのです。

その『リバー、流れないでよ』も、タイムループというやり尽くされた設定なのですが、『2分間』という制約を追加することで、斬新なオリジナリティのある物語になっていたのです。

 

そして本作『ドロステのはてで僕ら』も、アイデアの組み合わせが斬新だと思うんですね。

『リバー、流れないでよ』は2分間タイムループでしたが、本作はパソコンのディスプレイに2分未来の映像が見えるというアイデアです。

このディスプレイに未来の映像が見えるというアイデアは、『ドラえもん』のタイムテレビという秘密道具や、その他でも観たことありますが、2分未来という制約がついているのは恐らく初めてです。

たかが2分では大したことできませんが、そこが作家の腕の見せ所!

 

ディスプレイとディスプレイをつなげて、合わせ鏡にすることで、タイトルにもなっている『ドロステ効果』のように2分、4分、6分、8分、10分……、理論上は遠い未来を見ることも可能になるんですね( ̄▽ ̄)

で、そのようにして、登場人物たちは少し先の未来を見ることで、私欲を満たしていたのですが、当然いい事ばかり続くわけもなく……事態は思わぬ方向に発展してしまうことに……。

物語の展開自体に新し味はありませんが、2分未来の映像が見えるディスプレイと、ワンカットの長回しに見える撮影方法が、今までにありそうでなかった物語を見せてくれる映画だと思いました。

予告

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アニメ SF『機動戦士Gundamジークアクス』「大佐、邪魔です!」

引用元:https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/gallery/movie/

概要

機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(きどうせんしガンダム ジークアクス)は、2025年4月から6月まで日本テレビ系列火曜プラチナイトアニメ』枠ほかにて放送された、日本テレビアニメ[1][2]。「ガンダムシリーズ」の一作品であり、同シリーズを手掛けるサンライズと、「エヴァンゲリオンシリーズ」を手がけるスタジオカラーが初めて共同で制作する作品となる[3]。キャッチコピーは「カラー×サンライズ 夢が、交わる。[4]

テレビ放送の開始に先駆けて、2025年1月17日から一部のエピソードを再編集した劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(きどうせんしガンダム ジークアクス ビギニング)が劇場公開された[3]。また、『Beginning』はガンダムシリーズ初となるIMAXでの上映も行われたほか[5][6]、同年2月22日からMX4D4DXでの上映も実施され[7][8]、同日から全上映形態共通で本編の上映終了後に特別映像が追加された[9][10]。その後、6月20日より全国368館で再上映版として特別映像が付属していない、TV放送時に施した修正を反映した映像で再上映された[11][12]

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/機動戦士Gundam_GQuuuuuuX

登場人物・キャスト

主要登場人物

アマテ・ユズリハ(マチュ)
声 - 黒沢ともよ[19]
本作品の主人公。イズマ・コロニーで母タマキと暮らす女子高生だったが、ジークアクスに乗ったことでパイロットの素質が開花し、カネバン有限公司のクラバチーム「ポメラニアンズ」でエントリーネーム「マチュ」を名乗ってクラバの選手となる[3][17][20]。「マチュ」は幼いころのあだ名。ハイバリー高校2年の17歳で、アンヌ・マテスクラスに在籍、出席番号は25番。
ニャアン
声 - 石川由依[21]
幼少期に戦場と化した故郷のコロニー(サイド2)から単身プチMSに乗って脱出し、家族と生き別れた過去をもち[3]、イズマ・コロニーでは生活苦から非合法な運び屋のアルバイトをしている戦争難民の少女。狭いワンルームのアパートで独り暮らしをしており、生き抜くことを最優先事項としている。ジオン公国の永住権カード獲得に必要となる学士号取得のため、ジオン工科大学への入学を志すが、勉強そのものには興味がないと語る。シュウジのことは「シュウちゃん」と呼ぶ。
シュウジ・イトウ
声 - 土屋神葉[22]
シャアの失踪後、赤いガンダムとともに現れた謎の少年[17]。自身が改造した四足歩行型ロボット「コンチ」を連れている[23]。さまざまなコロニーに出没しては外壁にグラフィティを描くため、警察とジオン公国軍から身柄を追われる[20]。「〜と、ガンダムが言っている」が口癖であり、個人的な望みは「地球へ行く」こと。クラバのエントリーネームは初回が「AAA」、以降は「HARAHERIMUSHI(ハラヘリムシ)」。
シャリア・ブル
声 - 川田紳司[44]
木星船団所属という経歴から「木星帰りの男」と呼ばれる男。ギレンの命令でキシリア配下のニュータイプ部隊に派遣され、そこで出会ったシャアの相棒となり、「灰色の幽霊」の名で恐れられる[45][20]。当初は木星への旅路を崇高な任務と感じていたが、ヘリウム3採取後に事故が起き、帰還が叶わぬと知って絶望に打ちひしがれ、自分が「役立たずとなった」と感じるとともに、本当に自由になれたと悟る。その際に拳銃自殺をしようとしていたところ、船団の機器が復旧し帰還に成功する。シャアに惹かれたのは空っぽな自分に似ていたからだとマチュに告白しており、「ニュータイプニュータイプとして生きる世界を作りたい」という願いを抱いている。
エグザべ・オリベ
声 - 山下誠一郎[47]
ジオン公国軍パイロット養成機関「フラナガンスクール」を首席で卒業した青年パイロット[47]ルウムの難民出身。ニュータイプ能力があると目されてジークアクスを託されるものの、オメガ・サイコミュを起動できず赤いガンダムを取り逃がし、さらにジークアクスもマチュに奪われる[20]。その後はサイド6の軍警察に不法入国の現行犯として身柄を拘束されるものの、シャリアとカムランとの交渉の結果、釈放される。後々には独自にジークアクスのパイロット(マチュ)を探すべく動き、軍警に追われていた彼女を助けるが、本人かどうかまでは確認できずに終わる。
シャア・アズナブル / シロウズ
声 - 新祐樹[55][56][45]
赤い彗星」の異名をもつジオン公国軍のエースパイロット。サイド7潜入時の階級は少佐だったが、第1次ソロモン会戦前は大佐に昇進する。月面都市グラナダフラナガン博士の接触を受け、「シャア・アズナブルにおけるニュータイプの発生形態」というキシリア宛ての報告書のコピーにより、自身にニュータイプの素質があることを知る。同じニュータイプであるシャリア・ブルと組み、奪取したガンダムを駆って第一線で戦果を上げ続け、シャリアとともにマヴを確立させるなどさまざまな功績を積む。第2次ソロモン会戦中に発生したゼクノヴァに巻き込まれ、「刻(とき)が見える」の言葉を残して消息不明となる[45]。戦後、シャアの素性が「ジオン・ダイクンの忘れ形見」との噂が流布されているが、コモリは都市伝説と否定する。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/機動戦士Gundam_GQuuuuuuX

ストーリー

Beginning

地球からもっとも遠い位置にあるスペースコロニーサイド3が「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対する独立戦争一年戦争)を挑んでから約9か月後の宇宙世紀0079年。ジオン公国軍エースパイロットシャア・アズナブルは、地球連邦軍モビルスーツ(MS)開発計画を察知し、みずから部隊を率い潜入したサイド7にて新型MSガンダムと、その母艦となる強襲揚陸艦ペガサス鹵獲する。ガンダムを手にしたジオン公国のMS開発計画は大幅な見直しが図られると共に飛躍的に発展し、シャアもまたニュータイプの素質を見出されたことで、新たにサイコミュビットを搭載した赤いガンダムを愛機として、仲間のシャリア・ブルとともにMS戦術「M.A.V.(マヴ)」を確立させる。

戦争終盤、連邦軍は宇宙の拠点であるルナツージオン公国軍に総攻撃されるところまで追い詰められるが、事前に制圧していた宇宙要塞ソロモンをジオン配下の月面都市グラナダに落下させる計画を断行する(第2次ソロモン会戦)。後方待機を命じられていたシャアはこれに対し、ペガサスから改称された強襲揚陸艦ソドンを旗艦とした、4隻の殴り込み艦隊によるソロモンの強襲破砕作戦を立案・決行。作戦を認可したキシリア・ザビも最後までグラナダ基地から退かない姿勢を見せるが、シャアの真の目的は、ザビ家への復讐のため、作戦を故意に失敗させてキシリアグラナダごと葬り去ることにあった。シャアが自爆用ザクの起爆装置を停止させて彼の目論見が成功するかと思われたその時、ジオン軍の将軍ドズル・ザビを討ち果たしたという、トリコロール塗装の軽キャノンと会敵する。シャアは迎撃するが、その軽キャノンのパイロットが妹のセイラ・マスアルテイシア・ソム・ダイクン)であると気付き、直前で躊躇う。その後、軽キャノンの放ったビームにより岩盤が崩落し、ガンダムはソロモンに閉じ込められる。その直後にガンダムサイコミュが突如暴走し、ガンダムは赤い光とともに消失。同時にソロモンの三分の一が消失して落下軌道が変化し、結果としてソロモンはグラナダへは落ちずに終わる。

宇宙での拠点を喪失した地球連邦政府は戦争の継続を断念し、宇宙世紀0080年1月3日に地球連邦政府ジオン公国休戦を打診した。独立戦争はジオン側の勝利で終結したものの、シャアはソロモンの軌道を変化させた超常現象とともに行方不明となり、この現象はのちにゼクノヴァと呼ばれることになった[16]

本編

第1話-第3話

ジオン独立戦争終結から5年後の宇宙世紀0085年。サイド6のイズマ・コロニーに暮らす女子高生のアマテ・ユズリハは、警察から逃亡中だった戦争難民の少女ニャアンとぶつかった際に、彼女が運んでいた非合法のMS用インストーラバイスを偶然手に入れる。興味を抱いたアマテは、デバイスを追跡してきたニャアンとともに、届け先であるジャンク屋のカネバン有限公司が拠点とする難民区域にたどり着く。一方、行方不明であるシャアの捜索任務にあたっていたシャリア・ブルは、赤いガンダムがイズマ・コロニーで確認されたことを受けて、オメガ・サイコミュを搭載した最新鋭MSの「GQuuuuuuX(ジークアクス)」を投入する。しかし機体を託されたエグザべ・オリベは、性能を引き出せずに機体ごとコロニー内部になだれ込み、軍警も介入して事態は混沌と化す。難民区域への被害を物ともしない軍警の横暴に怒ったアマテは、混乱に乗じて乗り込んだジークアクスのオメガ・サイコミュを起動させることに成功し、軍警のMSを撃破する[17]

戦闘後にそのままジークアクスを奪取したアマテは、カネバン有限公司のリーダーであるアンキーから、翌日行われる非合法の決闘競技クランバトル(クラバ)への参戦を打診される。これに迷いを抱いたアマテは、戦闘中に知覚した「キラキラ」をモチーフとするグラフィティを描いていた少年シュウジ・イトウと邂逅し、彼に荷物を届けに来たニャアンとともに、秘匿されていた赤いガンダムのもとへと案内される。クラバのパートナーを探していたアマテは、エントリーネームマチュを名乗ってシュウジに協力を打診し、ニャアンへの配送支払い料を失っていたシュウジはこれを了承する。ニャアンやシャリアたちが見守るなかで開始されたクラバで、マチュは苦心の末にシュウジガンダムに感化されながら巧みな連携を取り、勝利を収める[17]

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/機動戦士Gundam_GQuuuuuuX

感想

エヴァンゲリオン』シリーズを手掛けた「スタジオカラー」と「サンライズ」が協力して手掛けた初のガンダム作品『機動戦士Gundamジークアクス』。

引用元:アニメ『機動戦士Gundamジークアクス』

スタジオカラーが制作に関わったことが一目でわかるエヴァ的パースの画角と、モビルスーツ(MS)のデザイン、そして「セカンドインパクト」「サードインパクト」的な「ゼクノヴァ」という設定に、「セカイ系」な「ボーイミーツガール」。

もはや「エヴァ」ですね、はい( ̄▽ ̄)

 

※一応忠告しておきますが、ネタバレするのでまだ観ていない方はお気をつけください。

 

では、ちょっとストーリーに触れましょうか。

本作は『ファーストガンダム』の物語を踏襲しつつ、アムロではなくシャアがガンダムに乗った世界線パラレルワールドの物語になっています。

引用元:アニメ『機動戦士Gundamジークアクス』

シャアがガンダムに乗ったことでガンダムの歴史が変わり、連邦でなくジオンが一年戦争に勝利して、正史で死んだ人が生きていたり、『ファーストガンダム』でほとんど登場しなかったシャリア・ブルがストーリーに大きく絡んで来るのも見どころです。

引用元:アニメ『機動戦士ガンダム

まるで、ファンの妄想する二次創作のような設定を、庵野監督たちは公式でやったんですね。

シン・ゴジラ』とか『シン・ウルトラマン』とか庵野監督率いるスタジオカラーはやっていますが、本作は『ジークアクス』というタイトルになっていますが、『シン・ガンダム』という印象を受けました。

 

『シンガンダム』といったように、庵野監督が宇宙世紀のリブートを目的にして製作したのかと最初は思っていたのですが、物語が進み、最終回まじかになると真実が明かされるのです。

本作『シンガンダム』はリブートであってリブートではなく、一応オリジナル『ファーストガンダム』と繋がっていたんですよね。

どういうことかというと、これはネタバレですが、この『シンガンダム』の世界は「母になってくれるかもしれなかった女性」でお馴染みのララァが、シャアを死なせないために生み出してしまったマルチバース(多元宇宙)の一つだったのです!

 

ファーストガンダム』のシャアは、ララァが身代わりになったことで天パことアムロに殺されずに、『Zガンダム』『逆襲のシャア』まで生き残っていますが、実は『逆襲のシャア』まで生き残れた世界線は奇跡のようなもので、シャアは「一年戦争」でアムロに討たれて死ぬ運命だったんですね(^▽^;)

ララァはシャアが死んだショックで「ファーストインパクト」を起こし、シャアの死なない世界線を探し続けていたのです。

 

まるで『時をかける少女』や『まどかマギカ』『シュタインズゲート』『ひぐらしのなく頃に』『Reゼロ』そして、庵野監督の『エヴァンゲリオン』もカヲルくんがシンジを助けるために世界をやり直している設定のようですし、まさに『エヴァンゲリオン』。

ですが、因果律とでもいうのか、アムロがあまりに強すぎるのでシャアの死ぬ運命は変えられず、やっと見つけたシャアが生き残る『シュタインズゲート世界線』がこの『ジークアクス世界線』だったというわけです。

ララァ世界線を渡っていると思うと『ファーストガンダム』の見方が変わって面白いですよね(´艸`*)

一年戦争』をテーマにしたガンダムはやり切った感がありましたが、本作は『一年戦争』に新たな可能性を与えた気がします( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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映画 アクション/コメディ『Mr.Boo』「日本人の笑いの感覚に近い、傑作コメディ映画」

引用元:www.amazon.co.jp/1950年代+洋画/お得に買い物

概要

香港を舞台に、バイタリティとド根性と好奇心に満ちあふれた“ミスター・ブー”と呼ばれる男たちが捲きこまれるさまざまな事件を描くアクション・コメディ映画。製作は「ブルース・リー 死亡遊戯」のレイモンド・チョウ、監督・脚本はマイケル・ホイ、撮影はチャン・ヤオ・チュー・音楽はサミュエル・ホイとザ・ロータス、作詩、作曲・唄はサミュエル・ホイが各々担当。出演はマイケル、サミュエル、リッキーのホイ3兄弟、テレサ・チュウ、リチャード・ウン、シー・キエンなど。

1976年製作/100分/香港
原題または英題:Mr. Boo!
配給:東宝東和
劇場公開日:1979年2月3日

引用元:https://eiga.com/movie/49849/

登場人物・キャスト

役名 / 吹替役名 俳優 日本語吹き替え版
ウォン・ヨクシー(黄若思) / 所長 マイケル・ホイ(許冠文) 広川太一郎
レイ・コウキ(李國傑) / キット サミュエル・ホイ (許冠傑) ビートたけし
フグ(鶏泡) / ダイ・チョンボ リッキー・ホイ(許冠英) ビートきよし
秘書ジャッキー(枳琪) テレサ・チュウ
アンジー・チュウ
(趙雅芝)
麻上洋子
強盗団のボス シー・キエン(石堅) 小林清志
警部 リチャード・ン(呉耀漢) 及川ヒロオ
チュン・モック ジュー・ムー(朱牧) 石森達幸
アチョー ウォン・ハー(黄蝦) 塚田正昭
レストランの格闘相手 チャン・キン・ワン(陳剣雲)  
ラブホテルの案内員 スタンリー・ホイ(許冠武)  
空手道場主 レイナルド・マリア・コルデリオ(郭利民)  
爆弾脅迫犯 ツァン・チョウラム(曾楚霖)  
 
日本劇場公開時の独自編集版追加キャスト
チンピラ サモ・ハン・キンポー(洪金寶) 安西正弘

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/Mr.Boo!ミスター・ブー

ストーリー

香港で探偵事務所を開いているウォン(マイケル・ホイ)は、美人の秘書ジャッキー(テレサ・チュウ)と間抜けな助手チョンボ(リッキー・ホイ)とでいろいろと厄介な事件に取り組んでいた。ある日、探偵になりたいという一人の青年が事務所に飛び込んできた。この男キット(サミュエル・ホイ)は安月給でもガマンし、しかも腕っぷしが強いということで、採用されたが、彼が来てから事務所はテンヤワンヤの毎日。ある日、スーパー・マーケットの経営者の依頼で、万引きを捕える仕事を引き受けたウォンは、常習犯のアベックを捕えるが、男の方は空手の達人、早速キットが活躍する。が、ウォンとチョンボはムチウチ症に苦しむ始末。今度は財界の大物から若い夫人の調査を依頼され、キットを連れてラブホテルに行ったウォンは、浮気の相手が警察署長であることをつきとめるがキットがドジを踏んでホテルから逃げ帰る始末。しかし、キットは、それ以後数々の事件でその腕っぷしを買われ、たちまちマスコミの人気者になり、ホンコン一の英雄と呼ばれるようになった。足の傷で入院していたウォンがジャッキーにかかえられながら事務所に帰ると、何と同じビルの中に、チョンボを助手にしたキットの探偵事務所があるのだった。

引用元:https://eiga.com/movie/49849/

感想

香港で探偵事務所を開いているウォンのもとに様々な依頼が舞い込み、大騒動を巻き起こすドタバタコメディ。

一本のストーリーというより、いくつかのストーリーが組み合わさったオムニバスのような構成の、まるで『ドリフ』や『吉本新喜劇』のようなコメディ映画です。

もしかすると本作が元ネタなのか、日本人なら観た覚えのある、お決まりのギャグが結構ありました。

それで調べてみると、ドリフが始まったのは1977年らしく、本作の製作年代は1976年(日本公開1979年)、恐らく『ドリフ』などの日本コメディにも少なからず影響を与えていると思われます。

引用元:映画『Mr.Boo

これは個人の感想ですが、欧米のコメディ作品は日本人の笑いの感覚と違うと思いませんか?

当然欧米のコメディも楽しいですよ。

でも、吹き出してつい笑ってしまうことって少ないです。

ですが、同じアジア圏で、民族的にも近しい香港のコメディは日本人の笑いの感覚に凄く近いと思います。

恐らく、日本のアニメや漫画が香港で人気なのは笑いの感覚が近いのもあると思いました。

ただ一つ言いたいのは、日本語吹き替えで観たかったということです。

レビューなどを読んでも、日本語吹き替え版の評価が高いんですよね。

ですがアマゾンプライムには字幕しかなくて、字幕でこれだけ笑えるなら、日本語吹き替えで観たらもっと笑えたと思うので残念です。

日本語吹き替え版も配信して欲しいですね。

ツボにはまるとすごく面白いので、笑えるコメディが観たい方には本当におすすめです(意外と風刺が利いている、社会的な映画です)( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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邦画 サスペンス/ミステリ『インシテミル/7日間のデス・ゲーム』「『今際の国のアリス』のゲームで例えるなら「ハートの2」くらいのゲーム」

引用元:www.intimissimi.com/

概要

「リング」シリーズを手がける中田秀夫監督が、米澤穂信のベストセラー小説を映画化した心理サスペンス。藤原竜也綾瀬はるか石原さとみ北大路欣也ら豪華キャストが結集する。「暗鬼館」という館に、「時給11万2000円で実働7日間」という求人広告につられた男女10人が集まってくる。仕事内容は24時間監視されるだけというものだったが、2日目に銃殺による死者が生まれ、参加者たちは互いに疑心を抱くようになる。

2010年製作/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2010年10月16日

引用元:https://eiga.com/movie/55381/

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/インシテミル#映画

ストーリー

「ある人文科学的実験の被験者」になり、7日24時間監視付きで隔離生活するだけで時給11万2000円[注 3]がもらえるという募集に釣られ、何も知らずに「暗鬼館」に年齢も性別も様々な12人の男女が集った。実験内容は、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う、殺人ゲームだった。

引用元:映画『インシテミル/7日間のデス・ゲーム』



各々の個室には、殺人に利用できる、種類の異なる凶器が1つずつ用意され、夜間は部屋から出ることが禁じられるなど多くのルールがある。人を殺せばより多くの報酬が得られるが、犯人であることを指摘されれば報酬は減額する。何もしなくても報酬が貰えるならと、行動を起こさないことが参加者の間で暗黙の了解となり、落ち着いたように見えた。

引用元:映画『インシテミル/7日間のデス・ゲーム』

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/インシテミル

感想

アニメ化したことでも有名な『氷菓』シリーズや『小市民』シリーズの原作者、米澤穂信さんによる推理小説インシテミル』を原作に映画化した『インシテミル/7日間のデス・ゲーム』。

映画版タイトルに『デスゲーム』とついている通り、ミステリというより、デスゲームがメインの作品です。

『7日間24時間監視付きで隔離生活する』という条件で、時給11万2000円という高額報酬がもらえる求人広告を見て『暗鬼館』に年齢も性別も違う10人が集まるのです。

当然、そんなうまい話などある筈もなく、暗鬼館のそれぞれの部屋には様々な凶器が用意されており、人を殺せば犯人ボーナス、犯人を当てれば探偵ボーナスがもらえるというルールが判明し……。

 

ちょっと話はそれますが、デスゲーム漫画の名作と名高い『今際の国のアリス』という漫画あります。

その漫画のデスゲームの種類は、トランプのマークで表され『スペード』『ハート』『クラブ』『ダイヤ』の四種類があります。

その四種類が『ハンターハンター』の念表のようにデスゲームの分類に重宝するので紹介させてください↓

 

『スペード』肉体型。体力や体術が鍵となる。

『ハート』心理型。心理戦が鍵となる。

『クラブ』バランス型。オールラウンドな能力が要求される分、他の参加者と協力することで用意になる。

『ダイヤ』知能型。知識や頭の回転が鍵となる。

そして1~13までの番号は難易度を表しています。

その『今際の国のアリス』の分類を本作のデスゲームに当てはめてみると、恐らく『ハートの2』くらい難易度なんですよね。

人を信用していれば簡単にクリアできるゲームということです(^▽^;)

本作のルールでは人を殺したら報酬がアップしますが、人を殺さなくても11万2000円の時給はもらえるので、ただ7日間仲良く過ごしていれば無傷で大金がゲットできる簡単なゲームなのですが、そこが『ハート』のゲームの面白いところで、疑心暗鬼になった人間が暴走してゲームの難易度をあげてしまうのです(^▽^;)

あまりに愚かし過ぎて観ていて呆れてしまうのですが、ある意味人間らしい行動だと思うので、デスゲームとしては面白い作品です。

 

ですが、ミステリといわれると首をかしげてしまう出来だと思います。

作中で誰が犯人かを当てる人狼ゲームのような議論(推理)の時間があるのですが、その議論まったくと言っていいほど意味を成していないし、最後も詰めが甘い印象を受けます。

題材が面白いだけに惜しいと思いました。

原作小説版の評価は高いので、ミステリ重視で観たい方は原作を読むといいかもです。

エンターテイメントとして観るなら面白い作品だと思いました( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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映画 クライム/ドラマ『パルプ・フィクション』「プライドがなんだ!傷つくだけの厄介なものだ。捨てちまえ」

引用元:theriver.jp 

概要

クエンティン・タランティーノが「レザボア・ドッグス」に続いて手がけた監督第2作で、1930~40年代のアメリカで流行した大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、3つのエピソードが交錯する斬新なスタイルで描いたクライムドラマ。ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返す。また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出すが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまう。一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるが裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図る。出演はジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソンユマ・サーマン。当時キャリアが低迷していたトラボルタは本作で一気にスターの座に返り咲いた。第47回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、第67回アカデミー賞脚本賞を受賞。

1994年製作/154分/アメリ
原題または英題:Pulp Fiction
配給:松竹富士
劇場公開日:1994年10月8日

引用元:https://eiga.com/movie/48180/

登場人物・キャスト

ヴィンセント・ヴェガ(Vincent Vega)
演 - ジョン・トラボルタ、日本語吹替 - 鈴置洋孝
Vincent Vega & Marcellus Wallace's Wifeでの主人公。ギャングのボスであるマーセルスの部下の殺し屋。3年間いたアムステルダムから戻ってきた。短気で他人に命令される事を嫌う。マーセルスの命令で一晩だけミアの世話役をすることになる。裏設定では、ヴィンセント・ヴェガは『レザボア・ドッグス』のミスター・ブロンド(ヴィック・ヴェガ)の弟にあたるとされている。
ジュールス・ウィンフィールド(Jules Winnfield)
演 - サミュエル・L・ジャクソン、日本語吹替 - 大塚明夫
マーセルスの部下。殺し屋。The Bonnie Situationとエピローグでの主人公。人を殺す前に旧約聖書の一節(実際は千葉真一主演の映画「ボディガード牙」のアメリカ版の冒頭のナレーション)を暗唱する。相棒のヴィンセントと共に体験した出来事を奇跡と捉え、神の存在を感じた為、引退を考える。「BAD MOTHER FUCKER」と刺繍が入った財布を使用している。
ミア・ウォレス(Mia Wallace)
演 - ユマ・サーマン、日本語吹替 - 勝生真沙子
マーセルスの妻。元女優。ヴィンセントと一緒に夜を過ごした時に、コカインと間違えてヘロインを吸いオーバードースを起こし一時心停止状態になった。
ブッチ・クーリッジ(Butch Coolidge)
演 - ブルース・ウィリス、日本語吹替 - 山寺宏一
The Gold Watchでの主人公。プロボクサー。マーセルスに八百長試合を依頼される。
ファビアン(Fabianne)
演 - マリア・デ・メディロス、日本語吹替 - 伊藤美紀
ブッチの恋人。
マーセルス・ウォレス(Marsellus Wallace)
演 - ヴィング・レイムス、日本語吹替 - 玄田哲章
ヴィンセントらを擁するギャングのボス。愛妻家で、妻のミアにマッサージをしたとされる男を部下を使いマンションから突き落としたという噂がある。大物だが、ファストフード店に1人で出掛けたりもする。
マーヴィン(Marvin)
演 - フィル・ラマール
ジュールスの知人の情報屋。ヴィンセントの誤射によって車内で頭を撃ち抜かれる。
ブレット(Brett)
演 - フランク・ホエーリー
マーセルスのギャングの青年メンバー。マーセルスのアタッシュケースを盗み、自宅アパートに篭もる。
ロジャー(Roger)
演 - バー・スティアーズ
マーセルスのギャングのメンバー。ブレットと共にマーセルスを裏切る。
4番目の男(Fourth Man)
演 - アレクシス・アークエット
ブレットの仲間。
パンプキン(Pumpkin)
演 - ティム・ロス、日本語吹替 - 安原義人
カップル強盗。食事をしているファミレスで強盗をしようと言い出す。イギリス訛りの英語を話す。
ハニー・バニー(Honey Bunny)
演 - アマンダ・プラマー、日本語吹替 - 安達忍
パンプキンのガール・フレンド。本名はヨランダ。
ランス(Lance)
演 - エリック・ストルツ、日本語吹替 - 宮本充
麻薬の売人。ヴィンセントにオーバードースで危篤状態になったミアを家に連れ込まれ救命を強要された。
ジョディ(Jody)
演 - ロザンナ・アークエット、日本語吹替 - 田中敦子
ランスの妻。体中にピアスを通している。
ジミー(Jimmie)
演 - クエンティン・タランティーノ、日本語吹替 - 立木文彦
ジュールスの友人。ジュールスにやっかい事を持ち込まれた。黒人の看護師・ボニーを妻に持つ恐妻家。裏設定ではフルネームはジミー・ディミックで、『レザボア・ドッグス』の主人公であるミスター・ホワイト(ラリー・ディミック)と血縁関係。妻のボニーは同じく『レザボア・ドッグス』にて会話の中で出ているのが未公開シーンで確認することができる
ザ・ウルフ(The Wolf)
演 - ハーヴェイ・カイテル、日本語吹替 - 西村知道
冷静沈着で紳士的な掃除屋。仕事においては完璧な指示を行う。本名はウィンストン・ウルフ。
クーンツ大尉(Captain Koontz)
演 - クリストファー・ウォーケン、日本語吹替 - 菅生隆之
7年間ハノイに捕虜として抑留されていた軍人。ブッチの幼少時、ブッチの父の形見で先祖代々受け継がれている金時計を手渡した。
エド・サリバン(Ed Sullivan)似のフロアマネージャー
演 - ジェローム・パトリック・ホバン、日本語吹替 - 山寺宏一
ツイストコンテストの司会も行う。軽妙でコミカルな語り口で喋る。
バディ・ホリーBuddy Holly)似のウエイター
演 - スティーヴ・ブシェミ、日本語吹替 - 梅津秀行
無愛想なウエイター。
エスメラルダ(Esmarelda Villalobos)
演 - アンジェラ・ジョーンズ
ブッチを逃がすタクシーの運転手。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パルプ・フィクション

ストーリー

プロローグ
あるレストランにて、不良カップルのパンプキンとハニー・バニーが話をしている。

引用元:映画『パルプ・フィクション
2人はしばらく語った後、レストランでの強盗を企み拳銃を抜き店内に怒声を発する。
ギャングの殺し屋、ヴィンセントとジュールスはくだらない話をしながら、ギャングのボスの顔に泥を塗り裏切った青年グループらの部屋を訪ねる。

引用元:映画『パルプ・フィクション
Vincent Vega & Marcellus Wallace's Wife(ヴィンセントとマーセルスの妻)
ギャングのボスであるマーセルスから彼の愛妻ミアの世話を頼まれたヴィンセントは、彼女の望むまま食事や

引用元:映画『パルプ・フィクション
一緒にダンスをして時を過ごす。

引用元:映画『パルプ・フィクション
ミアがヘロインをコカインと間違えて鼻から吸引してオーバードースを起こしたことから、ヴィンセントは知り合いの売人を頼る。
The Gold Watch(金時計)
落ち目のボクサーであるブッチは、ギャングのボスのマーセルスから、大金と引き換えに八百長試合を持ちかけられて承諾するものの、ブッチはこれを裏切る。

引用元:映画『パルプ・フィクション
マーセルスからの報復を怖れたブッチは、恋人のファビアンと逃走を図る。ところが、ファビアンが形見の金時計を置き忘れてきたことが発覚し、ブッチは金時計を回収しにファビアンが住んでいたアパートに戻る。

引用元:映画『パルプ・フィクション
The Bonnie Situation(ボニーの一件)
マーセルスの顔に泥を塗った青年グループからアタッシュケースを取り戻したヴィンセントとジュールスは、ヴィンセントが誤射して殺してしまったマーヴィンの死体の処理に困り組織の掃除屋のウルフを頼る。

引用元:映画『パルプ・フィクション

引用元:映画『パルプ・フィクション
エピローグ
プロローグのシーンに戻り、「ボニーの一件」を終えたヴィンセントとジュールスが、レストランで朝食を摂っていると、

引用元:映画『パルプ・フィクション
パンプキンとハニー・バニーのカップルが店内で強盗を始める。強盗はジュールスに銃を向ける[3]

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パルプ・フィクション

感想

この前、『スナッチ』という映画を観ました。

その『スナッチ』という映画は、86カラットのダイヤモンドを巡るクライム群像劇だったのですが、本作『パルプ・フィクション』はその『スナッチ』を少しシリアスにしたような作品という印象を受けました。

 

本作も群像劇と言えば群像劇なのですが、オムニバス形式になっています。

物語は大きく三パートに分けられるようで、まず①は、物語冒頭の不良カップルがレストランで強盗の話をしているパートで、②はギャングの殺し屋ヴィンセントとジュールスを視点にし、ヴィンセントがボスの妻の御守をするパート、最後はボクシングの八百長をすることになったブッチ視点のパートの計3パートが描かれます。

オムニバスのストーリー自体は繋がっているのですが、当時としては発明ともいえる画期な方法で撮られており、ネタバレですが、すべてのパートの時系列がシャッフルされバラバラなんですよ。

 

この手法は後に難解な名作映画と名高い『メメント』をはじめとする多くの映画で採用されるようになり、『パルプ・フィクション』に似た形式の作品は『パルプ・フィクション的』と表現される一ジャンルを築いた映画史においても重要な映画になっているそうです。

Wikipediaに載っていた時系列の順番は以下の通りです↓

 

描写の順序 時系列 シークエンスの内容
1 7 ハニーバニーとパンプキンの会話。オープニングシーン
2 2 ヴィンセントとジュールスの車中の会話
3 3 ヴィンセントとジュールス、アパート内移動、ミアについての会話
4 4 ヴィンセントとジュールスがアタッシュケースを回収しに向かう
5 9 ブッチとマーセルスがボクシング八百長密談(背景でヴィンセントとジュールスが帰還)
6 10 ヴィンセント、ランス宅にてヘロイン入手
7 11 ヴィンセントとミア、"ジャック ラビット スリムス"にて食事、後にダンス大会へ飛び入り
8 12 ミア、自宅にてヘロインオーバードースによる意識不明
9 13 ヴィンセント、ミアを連れて売人の元へ
10 1 ブッチ、少年時代の回想
11 14 ブッチ、試合会場より逃走
12 15 ブッチ、起床後に金時計が無いことに気づく。自宅へ回収に向かいヴィンセントと出会う
13 5 ヴィンセントとジュールス、ジミーの家に避難
14 6 ヴィンセントとジュールス、ウルフの助けを得る
15 8 ヴィンセントとジュールス、朝食を摂りにレストランへ。ハニーバニーとパンプキンによる強盗事件発生

 

最後まで観ると時系列がバラバラだったことがわかるのですが、近年では『パルプ・フィクション的』な作品も多くなっているので、バニラは描写10番目からの『金時計』のシークエンスから「もしや……」と気づいていました。

その推測を決定づけたのは、ネタバレになりますが、『金時計』のシークエンスで主人公だと思っていたヴィンセントがブッチにあっけなく殺されてしまうところです。

あまりのあっけなさに、衝撃を受けました(^▽^;)

 

それだけでも衝撃を受けたのに、その金時計のシークエンスでヴィンセントが殺された衝撃を超える更なる衝撃的なイベントが起きるのです。

それが『金時計』編の主人公であるブッチが、ボクシングの八百長の契約を破ったことでギャングから命を狙われるという展開に発展するのですが、訳あってギャングのボスのマーセルスと殺し合いになった末に、ある店に入ることになり、その店でブッチとマーセルスは捕らえられてしまうのです。

それで、二人を捕らえた奴らが、どちらを先に始末するかというような会話をした末、マーセルスが選ばれ、隣の部屋で拷問されているのか断末魔の叫びをあげているんですね。

 

命拾いしたブッチは見張りの男を倒し、一人逃げ出そうとしますが、途中で気が変わってマーセルスを助けに向かうことにしますが、拷問部屋を開けた時の驚きといったらありません(^▽^;)

正直、今までに観た映画の中で一番驚いたかも知れません。

嘘だと疑うなら観て欲しいのですが、予想の斜め上を行く展開に絶対驚くと思います。

好みは分かれる映画だと思いますが、映画史にとって重要な映画で、好みが合うと面白い映画だと思います( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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