概要
「荒野の用心棒」で世界中に“マカロニ・ウエスタン”ブームを巻き起こしたセルジオ・レオーネ監督と主演のクリント・イーストウッド、音楽のエンニオ・モリコーネが再結集し、2人の賞金稼ぎの共闘と友情をスタイリッシュに活写した西部劇アクション。
凶悪犯エル・インディオが刑務所から脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一味を追う若き賞金稼ぎ・モンコと商売敵のモーティマー大佐は、一味全員の賞金を山分けすることを条件に手を組むことに。2人は反発し合いながらも次第に絆を深め、インディオを追い詰めていくが、大佐にはある別の目的があった。
「真昼の決闘」のリー・バン・クリーフがモーティマー大佐を存在感たっぷりに演じた。同じくレオーネ監督とイーストウッド、モリコーネがタッグを組んだ「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」とあわせて「ドル3部作」と呼ばれる。
1966年製作/132分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作
原題または英題:Per qualche dollaro in meno
配給:アーク・フィルムズ
劇場公開日:2024年3月22日
その他の公開日:1967年1月20日(日本初公開)
引用元:夕陽のガンマン : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com
登場人物・キャスト
主演
- クリント・イーストウッド - モンコ(「名無しの男」、"モンコ"の意味はスペイン語で「片腕/不具者」)
- 賞金稼ぎ。キャバノーという2000ドルの獲物を瞬く間にしとめた腕利き。利害の一致からモーティマーと組む。
- リー・ヴァン・クリーフ - ダグラス・モーティマー大佐
- 賞金稼ぎ。眼光の強さで他者を圧倒する威圧感を持つ。実は妹の復讐のためにインディオを狙っている。ガイという1000ドルの獲物をしとめた腕利き。利害の一致からモンコと組む。
- ジャン・マリア・ヴォロンテ - エル・インディオ
- 凶悪犯の賞金首。賞金額は1万ドルだが後に2万ドルに上がる。銀行を襲撃する計画を立てている。残忍かつ狡猾で自分の利益のためなら味方も犠牲にする。いつもマリファナ煙草を吸っている麻薬中毒者でもあり、その影響からか感情の起伏が激しい。モーティマーの妹を暴行し、その夫を殺害した過去がある。
ギャング
- マリオ・ブレガ - ニーニョ
- インディオの部下。
- ルイジ・ピスティッリ - グロッギー
- インディオの部下。頭が冴えている。
- アルド・サンブレル - クチーリオ
- インディオの部下。
- クラウス・キンスキー - ワイルド
- 賞金額は2000ドル。
- ベニート・ステファネリィ - ヒューイ(別名ルーク)
- ルイス・ロドリゲス - マヌエル
- パノス・パパドプロス - サンチョ・ペレス
- ウェルナー・アブロラット - スリム(クレジットなし)
- エドアルド・ガルシア - ファウスト(クレジットなし)
- エンリケ・サンティアゴ - ミゲル(クレジットなし)
- アントニオ・モリーノ・ロホ - フリスコ(クレジットなし)
- フランク・ブラナ - ブラッキー(クレジットなし)
- ホセ・カナレハス - チコ(クレジットなし)
- ナサレノ・ナタレ - パコ(クレジットなし)
その他のキャラクター
- ダンテ・マジオ - インディオと同じ刑務所の囚人、元大工
- ディアナ・ラビト - キャラウェイの女
- ショパンニ・タラロ - サンタ・クルスの電信技士
- ヨゼフ・エッガー - 地獄耳の老人
- ロレンツォ・ロブレド - インディオを裏切った男
- マラ・クルップ - メアリー、ホテルの主人の妻
- マリオ・メニコニ - 車掌
- ロベルト・カマディエル - 駅の店員
- セルジオ・メンディサバル - トゥーカムケアリの銀行支店長
- トーマス・ブランコ - トゥーカムケアリの保安官
- ローズマリー・デクスター - モーティマーの妹(クレジットなし)
- ピーター・リー・ローレンス - モーティマーの義弟(クレジットなし)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/夕陽のガンマン
感想
「マカロニ・ウエスタン」ブームを巻き起こしたセルジオ・レオーネ監督による、クリント・イーストウッド主演のイタリア製作の西部劇映画『夕陽のガンマン』
「マカロニ・ウエスタン」という言葉は聞いたことありましたが、今回初めて意味を知りました。
「マカロニ・ウエスタン」とは映画評論家の淀川長治さんが拡めたイタリア製作の西部劇を意味する和製英語で、西部劇の本場アメリカでは「スパゲッティ・ウエスタン」と呼ばれているそうです。
日本で例えると日本の時代劇を中国や韓国が撮影するイメージですね。
ではなぜ、アメリカの西部劇をイタリアが製作することになったかというと1950~60年代のアメリカは西部劇ブームで、多くの西部劇が製作され経済効果もすごかったようです。
そこに目を付けたイタリアの映画関係者たちは、「同じ白人なんだから、俺たちも西部劇を撮ろうぜ!」となりますが、「でも西部劇なんだから主演はやっぱアメリカ人がいいだろう」ということになり、白羽の矢が立ったのがクリント・イーストウッドでした。
まあ、日本的に例えると織田信長の役を韓国・中国人が演じるようなものなので、日本の時代劇を海外の人が撮影するのは構わないけど、日本人からしたらキャストは日本人であって欲しいと思うようなものですね。
と、ここまで語っていてなんですが、お恥ずかしながら主演がクリント・イーストウッドであることを知って驚きました(^▽^;)
バニラが初めて観たクリント・イーストウッドの映画は『ミリオンダラー・ベイビー』で続いて『グラン・トリノ』なんですよ。
だから、バニラのクリント・イーストウッドのイメージは老齢のおじいちゃんなのです。
ですが、本作に登場する主役のモンコを演じるクリント・イーストウッドは30ちょっとに見えて、その若さに驚きました。
クリント・イーストウッドが凄いことは重々知っていましたが、実際に昔の映画を観て、こんな昔から第一線で活躍していることを目の当たりにすると自分がクリント・イーストウッドの凄さを理解していなかったことを理解しました。
そして、クリント・イーストウッド主演で撮影された西部劇は大ヒットし、「マカロニ・ウエスタン」の礎を築いたのです。
それと、これは余談ですが、最初タイトルが『夕陽のガンマン』ということで、バニラのイメージでは「夕陽を背景に決闘でもするシーンが描かれるのか?」と思っていましたが、「ガンマン」はともかく「夕陽」とは関係ない内容なんですよ(^^;?
なぜ『夕陽』と関係ないのに『夕陽のガンマン』というタイトルなのか不思議に思い調べてみたのですが、本作『夕陽のガンマン』の原題は「伊:Per qualche dollaro in più」「英:For a Few Dollars More」というらしく正しく訳すと「もう数ドルのために」となるそうです。
この『もう数ドルのために」というタイトルの由来は、主人公のクリント・イーストウッド演じるモンコが賞金稼ぎをしていることに由来しているものと思われ『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』を合わせて『ドル箱三部作』または『名無し三部作』と呼ばれています。
ですが、日本では商業的な宣伝目的で『荒野の用心棒』との繋がりや「マカロニ・ウェスタン」的な背景(夕陽、荒野、ガンマン)を強調するため、より印象的でわかりやすい邦題が選ばれたのだとか。
日本の西部劇のタイトルに「夕陽」や「荒野」や「ガンマン」や「用心棒」というタイトルが多いのは、配給・宣伝会社による西部劇であることをわかりやすく宣伝的側面があるそうです。
確かに、『もう数ドルのために』では物語の内容をイメージできないし、商業的にいうなら『夕陽のガンマン』の方が面白そうだしカッコいいですよね。
邦題の中には改悪と思われるタイトルもあるので、この『夕陽のガンマン』に関してはセンスのいいタイトルだと思いました。
予告
関連商品
![夕陽のガンマン [Blu-ray] 夕陽のガンマン [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41AZFRuaztL._SL500_.jpg)