ストーリー・解説
すっかりロンドンっ子となり、ブラウン家の人々と幸せに暮らすパディントンは、ルーシーおばさんの誕生日に、世界で1冊しかない飛び出す絵本をプレゼントしようとアルバイトを始める。しかしある日、絵本が盗まれ、現場に居合わせたパディントンが容疑者として逮捕されてしまう。怪しいのは、絵本に隠された秘密を知る、落ち目の俳優・ブキャナン-。刑務所に入れられてしまうパディントンだったが、ブラウン家や囚人たちの助けを借りて、無実を証明することが出来るのか!?絵本の謎解きの先に待ち受けるブキャナンとの対決の行方は-!?©2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.
1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化第2弾。ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた、真っ赤な帽子をかぶった小さな熊のパディントン。親切なブラウンさん一家とウィンザーガーデンで幸せに暮らし、今ではコミュニティの人気者だ。大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントンは、グルーバーさんの骨董品屋でロンドンの街並みを再現した飛び出す絵本を見つけ、絵本を買うためパディントンは窓ふきなど人生初めてのアルバイトに精を出していた。しかしある日、その絵本が何者かに盗まれてしまう事件が発生し、警察の手違いでパディントンが逮捕されてしまい……。イギリスの人気俳優ヒュー・グラントが、新たな敵役フェリックス・ブキャナンを演じる。
2017年製作/104分/G/イギリス・フランス合作
原題または英題:Paddington 2
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2018年1月19日
引用元:https://eiga.com/movie/85858/
登場人物・キャスト
クマ
- パディントン
- 声 - ベン・ウィショー、日本語吹替 - 松坂桃李[4]
- ブラウン一家と暮らすクマ。ブラウン一家を素晴らしいと認めている。地元の人気者。100歳を迎えるルーシー叔母さんへ飛び出す絵本を買うために働くが悪戦苦闘する。さらには冤罪で刑務所に入れられる。
- ルーシー叔母さん
- 声 - イメルダ・スタウントン、日本語吹替 - 堀越真己[5]
- パディントンの叔母。100歳を迎える。
- パストゥーゾ叔父さん
- 声 - マイケル・ガンボン、日本語吹替 - 宝亀克寿[5]
- パディントンの叔父。故人。
ブラウン一家
- ヘンリー・ブラウン
- 演 - ヒュー・ボネヴィル、日本語吹替 - 古田新太[6]
- ブラウン家の大黒柱。メアリーの夫で、ジュディとジョナサンの父。リスク管理の仕事をしている。自分の老いを自覚し、健康食に凝ったり、チャクラ体操を始めたりしている。
- メアリー・ブラウン
- 演 - サリー・ホーキンス、日本語吹替 - 石塚理恵[6]
- ヘンリーの妻で、ジュディとジョナサンの母。冒険物語の挿絵画家。フランスまで泳ぐ練習を日課にしている。
- ジュディ・ブラウン
- 演 - マデリン・ハリス、日本語吹替 - 三戸なつめ[6]
- ブラウン家の長女で、ジョナサンの姉。学校で古い印刷機を見つけ、女子だけの新聞を作ることに没頭している。前作で付き合っていたトニーとは別れた。
- ジョナサン・ブラウン
- 演 - サミュエル・ジョスリン、日本語吹替 - 西田光貴[6]
- ブラウン家の長男で、ジュディの弟。中学生で学校では「Jドッグ」と呼ばれている。休日にSLの模型をずっといじるほどのSL好きだが、ダサいという理由で公にはしていない。
- バード夫人
- 演 - ジュリー・ウォルターズ、日本語吹替 - 定岡小百合[6]
- ブラウン家の親戚。住み込みの家政婦。
ブラウン一家の隣人・知人
- フェニックス・ブキャナン
- 演 - ヒュー・グラント、日本語吹替 - 斎藤工[7]
- ブラウン家の近所に住むウエストエンドの舞台で活躍した俳優。今は落ち目で、ドッグフードのCMにしか出演していない。ナルシスト。祖父が隠した財宝の手がかりが載っている飛び出す絵本を手に入れようと様々な姿に変装し、パディントンと激しく敵対する。
- カリー氏
- 演 - ピーター・カパルディ、日本語吹替 - 佐々木睦[6]
- ブラウン家の皮肉屋の隣人。気難しい性格。「街の自警団」の団長(会員はカリーのみ)としてパディントンを見張る。
- サミュエル・グルーバー
- 演 - ジム・ブロードベント、日本語吹替 - 佐々木省三[6]
- 骨董品屋でメアリーの友人。100歳を迎えるルーシー叔母さんへのプレゼントをパディントンと共に考える。
- マドモアゼル・デュボイス
- 演 - マリエ・フランス・アルバレジ、日本語吹替 - 和優希[5]
- ブラウン家の前を自転車で走ることが日課の女性。毎朝、パディントンの作ったマーマレードサンドを食べている。
- ジャフリ先生
- 演 - サンジーヴ・バスカー、日本語吹替 - 野川雅史[5]
- ブラウン家の近所に住む医師。鍵を忘れやすい。
- ランカスター大佐
- 演 - ベン・ミラー、日本語吹替 - 金尾哲夫[5]
- ブラウン家の近所に住む元軍人。無愛想。
- キッツ
- 演 - ジェシカ・ハインズ、日本語吹替 - 千種春樹[5]
- ブラウン家の近所で新聞屋を経営している女性。フェザーズというオウムを飼っている。
- バーンズ
- 演 - ロビー・ギー、日本語吹替 - 中務貴幸[5]
- ゴミ収集車のドライバー。試験を控えており、パディントンに問題を出してもらっている。
刑務所
- ナックルズ
- 演 - ブレンダン・グリーソン、日本語吹替 - 楠見尚己[6]
- 刑務所で一番凶暴な囚人。シェフを担当していて、とても不味い料理を出す。マーマレードサンドを食べたことで改心し、パディントンに協力的になる。
- スプーン
- 演 - アーロン・ニール、日本語吹替 - 岩崎ひろし[6]
- 眼鏡をかけた囚人。パディントンに刑務所で生き残る術を教える。チョコケーキの作り方を知っている。
- フィブス
- 演 - ノア・テイラー、日本語吹替 - 宮崎敦吉[5]
- ひょうきんな囚人。
- Tボーン
- 演 - トム・デイヴィス、日本語吹替 - 天田益男[5]
- 好戦的な囚人。パディントンをナックルズと戦わせようと仕向ける。イチゴのパンナコッタの作り方を知っている。
- 教授
- 演 - ジェイミー・デメトリウ、日本語吹替 - 長谷川敦央[5]
- 囚人の一人。
- ウォーカー
- 演 - コブナ・ホールドブルック・スミス、日本語吹替 - 竹田雅則[5]
- 黒人の看守長。
その他
- マダム・コズロヴァ
- 演 - アイリーン・アトキンス、日本語吹替 - 宮沢きよこ[5]
- 移動遊園地の主催者で占い師。グルーバーに飛び出す絵本を売る。
- ジェラルード・ビグルスウエード判事
- 演 - トム・コンティ、日本語吹替 - 浦山迅[5]
- パディントンの裁判を担当した判事。パディントンが理髪店で働いていた際、たまたま留守番をしていたパディントンにより変な髪型にされた。ガートルードという妻を持つ。
- バリー
- 演 - サイモン・ファーナビー、日本語吹替 - 梅津秀行[5]
- セントポール大聖堂の警備副主任代理。軽薄な態度をとる。前作では地理学者協会で働いていた。
- フェリシティ・ファンショー
- 演 - ジョアンナ・ラムレイ、日本語吹替 - 庄司まり[5]
- 「俳優エージェント」の社長。ブキャナンのマネージメントをしている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パディントン2
感想
パディントンはロンドンのウィンザー・ガーデンにブラウン家の家族と一緒に住んでいる。
パディントンは色々な意味で人々の心の支えになっており、地域の人たちから好かれるようになっていた。
パディントンはサミュエル・グルーバーのアンティークショップで見つけた、ロンドンの街を描いた飛び出す絵本を買おうと考えた。
昔からロンドンを見たいと思っていたルーシー叔母さんへの100歳の誕生日のプレゼントにしたかったのである。
それでパディントンは窓ふきをして絵本を買うお金を貯めることにした。
次の日には絵本を買うだけの金が手に入るというその夜に、ひげを生やした泥棒がその絵本を店から盗むのをパディントンは目撃した。
泥棒を追いかけたのだが逃げられてしまい、逆にパディントンが盗んだとして告発されてしまう。
グルーバー氏はパディントンが盗んだとは思っていなかったが、パディントンの言う泥棒がいた証拠が見つからなかった。
結局パディントンは不当に罪を認めさせられて、懲役刑に課せられた。
マイケル・ボンド原作の児童文学『くまのパディントン』を基にした映画『パディントン』の続編にあたるのが本作『パディントン2』です。
前作で、晴れてブラウン家の一員となったパディントンは、ロンドンの街の人気者になっていました。
そんなパディントンは、恩人であるルーシー叔母さんの100歳の誕生日を祝うために、ロンドンの街が描かれた飛びだす絵本をプレゼントしようと考えますが、なんとその絵本にはお宝の暗号が記されており、フェニックス・ブキャナンという昔一世を風靡したが、今は落ち目の俳優となった男が絵本を盗み出したのです。
そうです、今回の悪役はこのフェニックス・ブキャナンなんですね。
このヒュー・グラントの演じる、フェニックス・ブキャナンがまたいい悪役なんですよ(≧▽≦)
まるでジム・キャリーやローワン・アトキンソンのような感じで、一挙手一投足が喜劇俳優のように大仰で面白いのです。
この悪役のおかげで、『パディントン2』は前作を超える名作になったとバニラは思っています。
悪役なんですが、憎めない悪役なんですね。
そんなフェニックス・ブキャナンはお宝を手に入れるために、飛び出す絵本を盗みますが、その現場を目撃したパディントンは追いかけるも……逃げられてしまい、逆にパディントンが告発されて刑務所に入ることに。
この展開がなんとも面白いですよね( *´艸`)
クマが刑務所に入るんですよ。
ですが、殺伐とした感じじゃなくて、パディントンは刑務所でも人気者になって、まるでお菓子屋さんのようにお菓子を作るようになるんです。
素敵な刑務所です( ̄▽ ̄)
ですが、刑務所は刑務所なので、いろいろな不自由もあります。
パディントンにとってブラウン家の人々と会えないことが何よりも辛く、訳あってパディントンの面会にブラウン家の人々がいけなかったことをきっかけに、パディントンは囚人仲間と共に脱獄することを決めます。
ですが、ブラウン家の人々がパディントンの面会に行けなかったのは、パディントンのことを忘れたわけじゃなくて、ブラウン家の人々はブラウン家の人々で、絵本を盗んだ真犯人探しに奔走していたのでした。
そして、ブラウン家の人々は、フェニックス・ブキャナンが犯人であることを突き止め、そのとき手に入れた手がかりをもとに、脱走したパディントンと共にお宝が隠されている移動遊園地に向かい、列車での最終決戦を迎えるのです。
この列車での闘いが、アクション映画も顔負けのすごい展開になるんですね(≧▽≦)
そして、すべてが集結し、パディントンは三日後に目覚めますが、そのころにはルーシー叔母の誕生日が過ぎていて、落ち込んでいたとき、なんとルーシー叔母さんはロンドンの街に招待されていたのでした。
これ以上ないほどの大団円。
唯一重箱の隅をつついて言うとしたら、パストゥーゾ叔父さんもロンドンに招待してあげたかった(>_<)
でも、パストゥーゾ叔父さんは前作の『パディントン』ですでに亡くなっているので、招待することができなかった。
あれだけロンドンに行きたがっていた叔父さんでしたが、ロンドンの街に行くとができなかったのは、ちょっと悲しかったです。
ですが、それ以外何も言うことのない、みんな幸せになるハッピーエンドで傑作だったと思います。
最後、刑務所入ったブキャナンでしたが、刑務所の中でミュージカルをするなどして、幸せそうだったのもよかったです(≧▽≦)b