ストーリー・解説
イギリスのとある地方の住宅街。歴史と科学を愛する11歳の少年ケヴィンは、厳格なばかりで子供の成長に無関心な両親のもとで、抑圧的に暮らしていた。ある晩、彼の子供部屋のクローゼットから、馬に乗った騎士が飛び出し、壁の奥に消えていった。翌晩、写真を撮ろうと、インスタントカメラと懐中電灯を持って待ち構えていると、今度は6人の小人たちが現れる。小人たちは不遜な態度で部屋を荒らし回り、ケヴィンに「タイムホールはどこだ?」と詰問する。ケヴィンが困惑していると、激しい光を放つ巨大な顔が「地図を返すのだ」と告げながら迫ってきた。小人たちが、かつて騎士が駆け抜けていった方向の壁を押すと、壁が動き、真っ暗な穴が現れた。ケヴィンは訳もわからず、小人たちとともに逃げることになった。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/バンデットQ
「未来世紀ブラジル」などで知られる鬼才テリー・ギリアムの長編第3作で、時空を超える旅に出た少年の奇想天外な冒険を描いたSFファンタジー。イギリスで暮らす11歳の少年ケビンの寝室に、突如として馬に乗った騎士が現れ、すぐに消えてしまう。翌晩、ケビンがその証拠を撮ろうとカメラを構えていると、今度は6人の小人が出現。彼らは、創造主から奪ったタイムホールを示す地図を使い、時空を超えて盗みを働く強盗団なのだという。彼らと一緒に旅に出たケビンは様々な時代を訪れ、大冒険を繰り広げるが……。出演は「007」シリーズのショーン・コネリー、「シャイニング」のシェリー・デュバル、「エイリアン」のイアン・ホルム。元「ザ・ビートルズ」のジョージ・ハリスンが製作総指揮と主題歌を担当した。
1981年製作/116分/イギリス
原題または英題:Time Bandits
配給:東宝東和
劇場公開日:1983年3月5日
引用元:https://eiga.com/movie/48239/
登場人物・キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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テレビ朝日版 (35周年BD版追録担当) |
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ケヴィン | クレイグ・ワーノック | 浪川大輔 (宇山玲加) |
ランドール (小人) |
デヴィッド・ラパポート | 野島昭生 |
フィジット (小人) |
ケニー・ベイカー | 納谷六朗 (多田野曜平) |
ウォーリー (小人) |
ジャック・パーヴィス | 池田勝 (天田益男) |
オグ (小人) |
マイク・エドモンズ | 玄田哲章 (遠藤純一) |
ストラッター (小人) |
マルコム・ディクソン | 宮内幸平 |
ヴァーミン (小人) |
ティニー・ロス | 田中亮一 |
ロビン・フッド | ジョン・クリーズ | 村山明 (魚建) |
アガメムノン王 | ショーン・コネリー | 石田太郎 |
消防士 | ||
デイム・パンジー | シェリー・デュヴァル | 鵜飼るみ子 (加納千秋) |
パンジー | ||
オーガ夫人 | キャサリン・ヘルモンド | 藤夏子 |
ナポレオン・ボナパルト | イアン・ホルム | 村越伊知郎 (田原正治) |
ヴィンセント | マイケル・ペイリン | 大滝進矢 (赤坂柾之) |
変な鼻の男 | ||
創造主 | ラルフ・リチャードソン | 宮川洋一 (小島敏彦) |
ウィンストン・ジ・オーガ | ピーター・ヴォーン | 郷里大輔 (小林達也) |
悪魔 | デビッド・ワーナー | 羽佐間道夫 |
ロバート | デレク・デッドマン | 辻村真人 (多田野曜平) |
ベンソン | ジェロルド・ウェルズ | 上田敏也 |
ケヴィンのパパ | デビッド・ダカー | 嶋俊介 (浪川大輔) |
ケヴィンのママ | シーラ・ファーン | 火野カチ子 (森史絵) |
司会者 | ジム・ブロードベント | 小島敏彦 |
ルシアン | テレンス・ベイラー | 塚田正昭 |
ニーガイ | プレストン・ロックウッド | 村松康雄 |
舞台マネージャー | チャールズ・マッケオン | 池水通洋 |
人形使い | デヴィッド・リーランド | 吉村よう (赤坂柾之) |
盗賊リーダー | デリック・オコナー | 若本規夫 |
アナウンサーの声 | クリス・グラント | 田原アルノ |
テレビナレーション | 不明 | 大塚芳忠 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/バンデットQ
感想
イギリスの田舎町に暮らすケヴィンは、厳格なばかりで子供の成長に無関心な両親のもとで抑圧的に暮らしていた。
そんなある日の夜、子供部屋のクローゼットの中から馬に乗った騎士が飛び出し、壁の奥に消えて行った。
翌晩、証拠の写真を撮ろうとインスタントカメラと懐中電灯を持ち、クローゼットの前で待ち構えていると、今度は6人の小人が現れた。
小人たちはケヴィンの部屋を荒らしまわり、「タイム・ホールはどこだ」と詰問する。
ケヴィンが困惑していると、激しい光を放つ巨大な顔が現れ「地図を返すのだ」と迫って来た。
ケヴィンはわけのまからぬまま、6人の小人たちと逃げ、時間の旅に出ることになるのだった。
日本では『バンデットQ』のタイトルでよく知られている『タイム・バンデット』。
『未来世紀ブラジル』などで知られる鬼才テリー・ギリアム監督の長編第3作で、時空を超える旅に出た少年の奇想天外な冒険を描いたSF・ファンタジーです。
バニラは『未来世紀ブラジル』をまだ観ていないませんが、同じ監督の『ゼロの未来』という作品は観たことがあります。
『ゼロの未来』を観た限りでも、独特の世界観を持っていることはうかがえましたが、『タイム・バンデット(バンデットQ)』も例にもれず、不思議な世界観をしています。
一見、キッズ映画のように見えますが、かなりブラック・ジョークが利いていて、最後は物議を呼び、テレビ放送でカットされたこともあるのだとか。
確かに、あのラストは物議をかもすと思いますね(^▽^;)
ですが、そのブラックさ、クレイジーさも含めて、この作品の魅力だと思いました。
なんだか『マジック・ツリーハウス』や『ドラえもん』を彷彿とさせられて、楽しい作品でした(≧▽≦)b