ストーリー
時は新世紀。自信を失くし子供を恐れた大人たちは、ある法案を施行する。それは、全国の中学校から無作為に1クラスを選び、最後のひとりになるまで殺しあいをさせるというものだった。今回対象となる岩城学園中学3年B組は、修学旅行中に無人島に拉致され…。
引用元:https://filmarks.com/movies/33708
中学生が殺し合うというセンセーショナルな内容で物議をかもし、社会現象を巻き起こした高見広春の同名小説を、「仁義なき戦い」の巨匠・深作欣二が映画化した青春バイオレンスアクション。新世紀のはじめ、ひとつの国が崩壊した。子どもたちを恐れた大人たちは、新世紀教育改革法・通称「BR法」を施行。年に1度、全国の中学校から無作為に選ばれた1クラスが、無人島で最後の1人になるまで殺し合いをさせられるのだ。修学旅行の名目で無人島へ連れて行かれた城岩中学校3年B組の生徒たちは、かつての担任キタノによる容赦ない指導の下、この恐ろしいゲームに強制参加させられることになり……。北野武が教師キタノを圧倒的な存在感で演じた。
2000年製作/113分/R15+/日本
原題:Battle Royale
配給:東映
劇場公開日:2000年12月16日
引用元:https://eiga.com/movie/38796/
登場人物・キャスト
- 赤松義生 - 日下慎
- 飯島敬太 - 松沢蓮
- 大木立道 - 西村豪起
- 織田敏憲 - 山口森広
- 川田章吾 - 山本太郎
- 桐山和雄 - 安藤政信
- 国信慶時 - 小谷幸弘
- 倉元洋二 - 大西修
- 黒長博 - 増田裕生
- 笹川竜平 - 郷志郎
- 杉村弘樹 - 高岡蒼佑
- 瀬戸豊 - 島田豊
- 滝口優一郎 - 内藤淳一
- 月岡彰 - 広川茂樹
- 七原秋也 - 藤原竜也
- 新井田和志 - 本田博仁
- 沼井充 - 柴田陽亮
- 旗上忠勝 - 横道智
- 三村信史 - 塚本高史
- 元渕恭一 - 新田亮
- 山本和彦 - 佐野泰臣
- 稲田瑞穂 - 木下統耶子
- 内海幸枝 - 石川絵里
- 江藤恵 - 池田早矢加
- 小川さくら - 嶋木智実
- 金井泉 - 三原珠紀
- 北野雪子 - 金澤祐香利
- 日下友美子 - 加藤操
- 琴弾加代子 - 三村恭代
- 榊祐子 - 日向瞳
- 清水比呂乃 - 永田杏奈
- 相馬光子 - 柴咲コウ
- 谷沢はるか - 石井里弥
- 千草貴子 - 栗山千明
- 天堂真弓 - 野見山晴可
- 中川典子 - 前田亜季
- 中川有香 - 花村怜美
- 野田聡美 - 神谷涼
- 藤吉文世 - 井上亜紀
- 松井知里 - 金井愛砂美
- 南佳織 - 関口まい
- 矢作好美 - 馬場喬子
- 前回優勝者の少女(舞(後の次作に登場する反BR法組織ワイルドセブンのメンバー)) - 岩村愛
- キタノの娘・栞(キタノシオリ(次作でのBRの参加者))(声) - 前田愛
- 川田の恋人・慶子 - 美波
- レポーター - 山村美智子
- 安城三尉 - 竜川剛
- 七原の父 - 谷口高史
- 林田先生 - 中井出健
- バスガイド - 深浦加奈子
- ビデオのお姉さん - 宮村優子
- キタノ - ビートたけし
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/バトル・ロワイアル_(映画)
感想
新世紀の初め、ひとつの国が壊れた。経済的危機により完全失業率15%、失業者1,000万人を突破。大人を頼れない世界に子供達は暴走し、学級崩壊や家庭崩壊が各地で発生。少年犯罪は増加の一途をたどり、不登校児童・生徒は80万人。校内暴力による教師の殉職者は1,200人を突破した。自信を失くし子供達を恐れた大人たちは、やがてある法案を可決し、施行する。それが、新世紀教育改革法、通称「BR法/バトル・ロワイアル」。
誰もが恐れる「死」を利用し、恐怖支配によって大人の威厳を取り戻す目的で施行されたこの法律は、年に一度全国の中学3年生の中から選ばれた1クラスに、コンピュータ管理された脱出不可能な無人島で、制限時間3日の間に最後の一人になるまで殺し合いを強いるという法律である。
という、奇抜な設定が話題を呼び、デスゲーム系作品の草分け的作品となった高見広春原作の『バトル・ロワイアル』。
社会的・政治的解釈で考察している批評家がいうところには、
批評家は、映画が20世紀の終わりの日本社会の問題を反映した社会的主張であるという意見をしばしば発表した。一部の視聴者は、『バトル・ロワイアル』を日本経済の失われた10年への風刺であるとみなしている。他の人は、日本の景気減速の結果として、エリート主義に非常に有利な非常に競争的な日本の雇用市場の為の学生の準備の失敗など、日本の教育制度への批判と見なしている。他に校内暴力や若者と老人との社会的、政治的、経済的分裂を生み出している日本のジェネレーションギャップの問題が含まれている、といった解釈もなされている[31]。
そうで、ようは競争社会などの問題を風刺した作品と読み取ることができます。
「やらなければ、やられる」「やられる前に、やれ」
受験勉強・就職活動などによる競争の比喩が『バトル・ロワイアル』で行われる殺し合いなのです。
産業革命以降、世界中の国々で『バトル・ロワイアル』は行われていたんですね。
そのような過激な比喩表現が問題視され、制作当初は『西鉄バスジャック事件』をはじめとする少年犯罪が社会的注目を集めていたこともあり、当時の衆議院議員の石井紘基(いしいこうき)氏が中心となってこの映画に対する規制を求めたそうです。
ですが、そのことをマスコミが取り上げたことでかえって話題を集める結果となり、本作は興行収入31億円強を記録する大ヒットになりました。
さらに、驚くことに本作は国内以上に西洋で高く評価され、21世紀以降のポップカルチャー文化に多大な影響を及ぼすことになり、あのタランティーノ監督が『バトルロワイアル』をここ数十年で最も影響を受けた作品に挙げているようです。
それだけ評価されているので言いずらいのですが、バニラ的に「むむ(;^ω^)」という感じですね。
いや、設定は面白いですよ。
ヒット作の多くには、デスゲーム系要素が含まれている作品が多く、作品もスリルがあって面白いです。
面白いのですが……よく「漫画を実写映画にすると違和感ある」というようなことをいわれるじゃないですか。
本作『バトル・ロワイアル』は小説? ライトノベル? 原作ですが、まるで漫画を実写映画にしたような感じで、違和感が拭えないんですよね……。
俳優さんたちの演技力が問題とかそんなんじゃなくて、二次元のキャラを三次元に落とし込むことが難しいのだと思います。
これが漫画なら違和感なく読めるのですが、実写になると厳しいものがありますね(^▽^;)
まあ、これは感性の問題なので、それさえ気にならなければ、普通にデスゲーム系の作品は面白いです( ̄▽ ̄)ゝ