ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 ドラマ『サンセット大通り』「これは演技であって演技ではない」

引用元:video.unext.jp

ストーリー

ハリウッドの売れない脚本家ジョー・ギリスはある日、借金取りに追われて逃げ込んだ屋敷で、隠居生活を送る往年の大女優ノーマ・デズモンドと出会う。彼女から脚本の執筆を依頼されたジョーは、住み込みで働き始めるが、やがて生活の全てを束縛されてゆく…。

引用元:https://filmarks.com/movies/11983

 

映画の都ハリウッドのサイレント時代と50年代、2つの時代がシンクロする作品。「ハリウッドでハリウッドを描く作品が作りたかった」とビリー・ワイルダーは製作意図を語っている。売れない脚本家ギリスは、無声映画時代の大女優ノーマの家へ迷い込む。華やかな世界への返り咲きを願う彼女は、ギーリに脚本の手直しを頼むが……。ノーマ役のグロリア・スワンソンの緊迫感あふれる演技は秀逸。「クレオパトラ」などの監督として知られるセシル・B・デミルが、本人役で登場している。

1950年製作/110分/G/アメリ
原題:Sunset Boulevard
劇場公開日:1951年10月28日

引用元:https://eiga.com/movie/13379/

登場人物・キャスト

ノーマ・デズモンド
演 - グロリア・スワンソン
主人公。サイレント期を代表する女優。サンセット大通り沿いの豪邸に住んでいる。大女優であったがゆえに過去の栄光に固執しておりハリウッドへの復帰を目論んでいる[注釈 1]
全盛期の頃に稼いだ金額が余程のものであったのか、長らく仕事が無い状態であるにもかかわらず豪邸に住んで贅沢な暮らしを送っており、まったく生活に困っているような描写は無い。 自らが主演するつもりで映画『サロメ』のアイデアを温めており、ジョーにその仕上げを依頼する。脚本も自身で手掛けたが、その脚本はジョー曰く6作分の量で尚且つ見るに堪えない駄文であり、ジョーが修正稿をハリウッドへ送った際は「駄作」とすら称される代物であった。
サイレント映画のそして自分の時代がとうに終わってしまった事実を受け入れず、自身をスターであると思い込む姿は、ジョーに「夢遊病者」と評され嫌悪感を抱かれていた。そして気が昂ぶった際に見せる表情は、正に狂気に憑りつかれた恐ろしいものであった。
サロメ』の脚本を送った後、業界関係者の「撮影のため、車を貸して欲しい」という依頼を「自分の脚本が採用された」と思い込んでしまった挙句、撮影中のスタジオに押しかけていき、気を遣った関係者の発言から更に妄想をこじらせていくようになる。
ジョー・ギリス
演 - ウィリアム・ホールデン
売れない脚本家。借金取りに追われていたところ、ノーマと出会い彼女に気に入られる。本作は彼の視点で描かれており、彼が殺害されるまでの経緯を彼自身のモノローグで振り返るものとなっている。
窮乏を脱するため、ノーマが正常な精神状態ではないと分かっていながら依頼を引き受けるが、半ば監禁状態となってしまい、彼女の元を逃げ出そうとする。しかしそのことでノーマが自殺を図り、また戻って彼女と同居することになってしまう。そんな中、脚本家を志すベティと出会って惹かれ合い、密にベティと脚本を共同執筆することになるが、それがノーマの逆鱗に触れ、悲劇を招くことになる。
マックス
演 - エリッヒ・フォン・シュトロハイム
ノーマの召使。元映画監督でノーマの元夫である。神経質そうな男性。ノーマのことを崇める言動を取り、彼女が夢から覚めないように努めている。ノーマに対する態度を除けば話の通じる人間であり、ジョーに対して礼儀正しく接し、ジョーがノーマに隠れてベティと会っていることも咎めることはなかった。しかしその際に、自身の素性を明かして、ベティとの密会がノーマにばれてはならないとジョーに忠告している。
ベティ・シェーファー
演 - ナンシー・オルソン
アーティの婚約者で若手の脚本部員。祖母の代から映画業界に関わっているが、自身は見た目や演技力から、表舞台で輝くことはできなかった。しかし本人は裏方の仕事を気に入っている。脚本を執筆中であり、ジョーと共同で作業を行うことになる。その最中でジョーに淡い恋心を抱いていく。
アーティ・グリーン
演 - ジャック・ウェッブ英語版
ジョーの友人。明るく真っ直ぐな性格で、ベティに惚れているが、彼女からはあまり相手にされていない。
シェルドレイク
演 - フレッド・クラーク英語版
映画プロデューサー。

※以下は本人役での出演。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/サンセット大通り_(映画)

感想

ハリウッドの売れない脚本家、ジョー・ギリスは借金の取り立てに追われているとき、サイレント期の大女優であったノーマ・デズモンドと出会い、彼女に気に入られる。

そのことがきっかけで、ジョーは半強制的にサンセット大通りにある、ノーマの豪邸で暮らすことになるが……束縛の強いノーマに嫌気が差し、ジョーは ノーマの元を去ることを決める。

だが……半狂乱になったノーマに撃たれて殺されてしまうのだった……。

 

要約するとそういう物語ですが、要約では書ききれない人間ドラマが描かれています。

面白いことに、描かれるテーマは前回感想を書いた『イヴの総て』と似たようなものなんですね。

イヴの総て』は野心に溢れるイヴという新人女優が、出世のために手段を選ばない様子を描きながら、世代交代を恐れる現役世代の苦悩が描かれていましたが、本作『サンセット大通り』も視点が違うだけでテーマとしては共通しているのです。

 

それだけではなく、さらに面白いのですが『サンセット大通り』は『イヴの総て』と同じ1950年に公開された作品なんですよ。

イヴの総て』はアカデミー賞で作品賞をはじめ、監督賞や脚本賞、衣装デザイン賞、録音賞など、作品の構成に関する6部門を受賞しましたが、本作『サンセット大通り』は主演男優、助演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、撮影賞など、俳優たちの演技が評価され11部門を受賞しているのです。

 

確かに言われてみると、『イブの総て』はストーリー構成が秀逸でしたが、『サンセット大通り』の方は俳優たちの演技が際立っていたと思います。

特にノーマ・デズモンドの演技は圧巻で、最後の発狂したノーマが警察や記者たちに見守られながら、階段を下りて行くシーンは脳裏に焼き付いて今も克明に思い出すことができるほどです。

引用元:映画『サンセット大通り

引用元:映画『サンセット大通り

これは演技なのか……と錯覚するほど、鬼気迫る迫力があるんですね(^▽^;)

恐らくですが、すべてがすべて演技ではないから、あの迫力が出たのだと思うのです。

調べた情報によると、ノーマを演じたグロリア・スワンソンはノーマと自身を投影して演じていたらしいのです。

Wikipediaの情報ですが、グロリア・スワンソンは週に100ドル稼ぎ、100ドル使うスターと呼ばれるほど、一世を風靡した大スターでしたが、1934年の『空飛ぶ音楽』という作品を最後に、16年ほど映画から身を引いていたのです。

 

そして、16年ぶりの復帰作が本作『サンセット大通り』だったんですね(≧▽≦)

これ絶対、グロリアを想定して脚本が作られていますよね。

そのような出演する俳優を想定して制作される映画があると『映画大好きポンポさん』というアニメーション映画で語られていました。

恐らくですが、本作『サンセット大通り』はグロリアの半自伝的映画なのだと思うのです。

つまり作中のノーマの苦悩はグロリアの苦悩であり、グロリアの苦悩はノーマの苦悩なんですよ。

だから、ノーマの鬼気迫る演技は演技であって演技ではないから、あのような迫力が感じられるのだと思います(≧▽≦)ゝ

予告

www.youtube.com