ストーリー
人類の夢であり、未来を切り開いた月面着陸計画。史上最も危険なミッションを成功に導いたアポロ11号船長アームストロングの視点で壮大なスケールで描くー。
引用元:https://filmarks.com/movies/72852
「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&主演ライアン・ゴズリングのコンビが再びタッグを組み、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描いたドラマ。ジェームズ・R・ハンセンが記したアームストロングの伝記「ファーストマン」を原作に、ゴズリングが扮するアームストロングの視点を通して、人類初の月面着陸という難業に取り組む乗組員やNASA職員たちの奮闘、そして人命を犠牲にしてまで行う月面着陸計画の意義に葛藤しながらも、不退転の決意でプロジェクトに挑むアームストロング自身の姿が描かれる。アームストロングの妻ジャネット役に、「蜘蛛の巣を払う女」やテレビシリーズ「ザ・クラウン」で活躍するクレア・フォイ。そのほかの共演にジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー。脚本は「スポットライト 世紀のスクープ」「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のジョシュ・シンガー。第91回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。
引用元:https://eiga.com/movie/88164/
登場人物・キャスト
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ファースト・マン
感想
人類で最初に月面を踏んだ宇宙飛行士・ニール・アームストロングの半生を『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングのコンビで描いた映画『ファースト・マン』です(≧▽≦)
名前は知っていても、ニール・アームストロングがどんな人だったのかまったく知りませんでしたが、人となりを少し知れた気がします。こういう宇宙飛行士や歴史に名前を遺す人はサイコパスが多いという話しを聞いていて、てっきりニール・アームストロングもサイコパス気質があるのかと思ったら、割りと一般人と同じく繊細な人として描かれていました。
例えるなら『宇宙兄弟』の南波六太(なんば むった)のような感じです。初期のころの六太は駄目な兄で凡人のように描かれていて親近感が湧く人物なんですよ。それで読者は忘れてしまいがちですが、六太は凡人などではなくとんでもないエリートで天才だということを(^▽^;)
ただ、六太を取り巻く周囲の人々が天才過ぎて、六太が凡人のように見えてしまうだけです。例えるなら『ドラゴンボール』でいうところのクリリンのようなものです。クリリンは地球人最強クラスですが、サイヤ人とかいうイカれた奴らが回りにいるせいで弱く見えているだけで、我々のような戦闘力1~5が束になってかかったってクリリンには勝てないですよね( ̄▽ ̄)
例え話を例え話で説明してややこしくなってますが、つまりそういうことですよね。何が言いたいかって、本作のニールも似たような感じで平凡に描かれていますが、選ばれた天才だということを忘れないようにしましょう。
ニールはX-15の飛行実験最中での操縦の未熟さを指摘されて、任務から退いていましたが、娘の死をきっかけに再びジェミニ計画に参加し、月に行くための訓練を受けることになります。
ジェミニ計画とは有人宇宙飛行計画で、月に行くためのアポロ計画の前段階らしいです。ジェミニ計画は順調には進まず、多くの宇宙飛行士たちが命を落としているんですね。
『宇宙兄弟』で描かれていたJAXAの訓練でも、宇宙飛行の危険性が語られる場面が至るとろにありました。そのため、宇宙飛行士たちは遺書を書いているらしいですよ。そんな命の危険を冒しても、憧れは止められないのです!
都市伝説で「人類は月に行っていない説」などがよく語られますよね。確かに、アポロ計画以降、半世紀ほどが過ぎましたが有人で月に行っていませんし、本当に人類は月に行ったのか疑う気持ちも湧きます。
バニラもこの映画を観るまでは「人類は月に行っていないのでは……?」と疑うこともありましたが、この映画を観た後は「人類は月に行っている」確信しました(行っていて欲しいですよね(^▽^;))。それだけ、説得力があるジェミニ計画とアポロ計画が描かれていました――。