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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ 恋愛/ファンタジー 『凪のあすから』「ドロドロ恋愛劇」

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引用元:ⅾアニメストア

ストーリー

その昔、人間は皆、海に住んでいた。
でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、
特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。

海で暮らす人、陸で暮らす人、
住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、
元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。

海底にある海村で暮らす
先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と
地上に暮らす木原紡。

海と陸。
中学二年生という同じ年代を過ごしながら
今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、
潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

ちょっと不思議な世界で繰り広げられる
少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)    

引用元:http://nagiasu.jp/story/index.html#story-00

登場人物・キャスト

先島 光(さきしま ひかり)
 - 花江夏樹[5]潘めぐみ(幼少期)
本作の主人公。口が悪く短気だが、意外と世話焼き。まなかに好意を抱いているものの、なかなか素直になれない。まなかからの愛称は「ひぃくん」。料理が得意。
紡とまなかの出会いを「運命の出会い」と称し、一方的にライバル視していた。
向井戸 まなか(むかいど まなか)
声 - 花澤香菜[5]
光が想いを寄せる少女。地上の漁師に釣り上げられてしまうほどの天然で、幼馴染の中では末っ子のようなポジション。
優柔不断で臆病な面があるものの、何事にも一生懸命。
地上の人間である紡に惹かれているが、その気持ちを理解できておらず、どう処理していいのか戸惑っている。
比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)
声 - 茅野愛衣[5]
四人の中では少し大人びた印象を受ける少女。まなかの保護者で姉のような存在だが、恋愛に関しては少々奥手。まなかからの愛称は「ちぃちゃん」。
光に想いを寄せつつも、四人の関係が変わることを恐れ、一歩を踏み出せずにいる。
伊佐木 要(いさき かなめ)
声 - 逢坂良太[5]
どことなく中性的な容姿を持つ少年。理知的な性格で飄々としており、一歩引いた目線から光たちを見守っている。
ちさきに恋心を抱いているが、三人の想いを知っている故に傍観者に徹していた。
木原 紡(きはら つむぐ)
声 - 石川界人[5]
漁師の祖父を持つ中学二年生の少年。無口でマイペースな性格をしており、何を考えているのか解かり辛い。
祖父の影響からか元々海の世界に興味を持っており、海からやってきた光たちと出会ってからは彼らにも大いに関心を抱く。
潮留 美海(しおどめ みうな
声 - 小松未可子
小学三年生の少女。至の娘。母が海の人間、父が陸の人間のハーフ。あかりのことを「あの女」と呼び、敵視しているような素振りを見せる。
自分を救ってくれた光に惹かれるが、年齢やエナの有無から壁を感じていた。
久沼 さゆ(ひさぬま さゆ)
声 - 石原夏織
美海の親友でクラスメイトの少女。生意気で非常に口が悪い。テレビの影響か、時折小学生とは思えない言葉を使う。母親(声 - 村中知)がいる。

 

海の世界

汐鹿生では陸の人間と結ばれることを禁じられており、掟を犯した者は村から追放となる(海と陸の人間との間に生まれた子供は海中では生きていけないと言われている)。

先島 あかり(さきしま あかり)
声 - 名塚佳織
地上のスーパー「サヤマート」で働いている。光の姉。陸の世界の人である潮留至とは妻のみをりの生前から交流があったのだが、みをりの死後に至と恋仲になるも、村の掟上反対されている。
うろこ様
声 - 鳥海浩輔
汐鹿生の守り神で、自称「海神様の鱗」。若い男性の姿をしているが、口調は老人で年齢不詳。気まぐれに呪いをかけては楽しんでいる。
海神様
うろこ様が海神様の肩甲骨の鱗だった頃の汐鹿生の守り神。容姿はうろこ様によく似ている。海神様への生贄として捧げられたおじょしさまにはとても同情し優しくしていたが、おじょしさまが自分に向けてくれる笑顔は陸に残されたおじょしさまの想い人へ向けたものだと感じていた。
先島 灯(さきしま ともる)
声 - 天田益男
うろこ様のいる鳴波神社に宮司として仕える。光とあかりの父親。無愛想で料理が不得意。
おじょしさま
声 - 早見沙織
おふねひきで使う人形。元々は生贄の女性を乗せて海の神様に捧げたのが始まり。
現在は本物の女性の代わりにおじょしさまと呼ばれる木彫りの人形を乗せるようになった、と第2話で担任の先生が語っている。

陸の世界

陸の世界の人間たちは海の世界の人間と同じ種だが、はるかな昔に陸に上がって以降、海で生きるために必須な「エナ」という皮膚を破って生まれてくる様になっており、海中生活はできない(陸と海の人間との間に生まれた子供も同様)。よって、見た目は現実世界の人間と全く変わらない。

木原 勇(きはら いさむ)
声 - 清川元夢
紡の祖父。漁師をしている。海村出身者であり、その縁でおふねひき後、汐鹿生に帰れなくなったちさきを引き取る。
潮留 至(しおどめ いたる)
声 - 間島淳司
美海の父親。鴛大師漁協に務めている。
潮留 みをり(しおどめ みをり)
声 - 遠藤綾
故人。至の妻で美海の生みの親。光たちと同じ海の人間で、あかりとも親しかった。
潮留 晃(しおどめ あきら)
声 - 石上静香
4歳になる至とあかりの子供。美海の異母弟で光には甥になる。やんちゃな性格で、カンチョーがマイブーム。あかり曰く、美海の言い付けしか聞かないとのこと。
狭山 旬(さやま しゅん)
声 - 松岡禎丞
紡、光達のクラスメート。あかりの勤める「サヤマート」の店主の息子。
光たちとはお互い「豚」や「魚」などと貶しあう仲だったが、おふねひきの準備がきっかけで打ち解ける。
江川 岳
声 - 河西健吾
紡、光達のクラスメート。狭山とよく行動を共にしている。
峰岸 淳
声 - 村瀬歩
美海やさゆのクラスメイト。
小学生の頃から美海を恋慕しており、巴日の夜に想いを伝えるも、玉砕する。
三橋 悟(みはし さとる)
声 - 川田紳司
汐鹿生などの海村について調査している。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/凪のあすから

感想

 作画良し、ストーリー良し、構成良し、とにかく綺麗です。かつて人類は海の中で呼吸ができていたという独特の世界観で、オリジナリティがあると思います。けれど、あるときを境にして、人々は海から陸に上がるようになりました。

 

 海を棄てて陸に上がった人たちは、海で呼吸をすることができる胞衣(えな)という体を包むうろこを失ってしまうのですが、その胞衣が物語に大きく関わって来るのですね。

 

 多くの人々が陸に上がったことで、海の人たちの世界は少子高齢化や過疎化などが深刻な問題になっていて、子供たちがいないわけです。海の底の村、汐鹿生(しおししお)に暮らしていた光、まなか、ちさき、要、少年少女4人は、通っていた学校が生徒不足のため廃校になってしまい、陸の学校に鴛大師(おしおおし)に通うことになるところから物語が始まります。

 

 ここで不思議に思った人もいるでしょう。「陸に上がったら胞衣(えな)がなくなってしまうのではないか?」と。実は数時間くらいなら、海から出られるという設定らしいです( ̄▽ ̄)

 

 しかも塩水さえ携帯していれば、海から離れることも可能です。だから、汐鹿生の人たちは陸の人と結婚することだって可能なのですが、汐鹿生では陸の人間との結婚が禁止されています。もし、破ってしまえば村を追い出されてしまうのですね。

 

 この作品は、第一部と第二部に分かれていて、第一部のラストはまるで新海誠監督の『君の名は』のような驚きを味わわされました( *´艸`) 第一部の方でもすでに関係がドロドロしていたのですが、二部になってからのドロドロ具合と言ったら(^▽^;)

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引用元:ナイフとフォークでモツ煮込み

 ↑の図が相関関係なのですが、何角関係にもなっていて、ややこしいです。しかも、これ小学生と中学生なんですよΣ(・ω・ノ)ノ! 人を好きになるのに年齢は関係ないと思いますが、いやはや凄いドロドロです(;´・ω・) 

 

 もし、このファンタジーチックな世界観ではなく、普通の学園ものなら、もっとすごいことになっていたでしょうね。しかも、これ第一部時点の相関図です。第二部ではもっとややこしくなるのですよ(^▽^;) ですが、最後は綺麗にまとまるので、モヤモヤ感なく視聴できたので良かったです('◇')ゞ

PV

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