ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ アクション/コメディー『Buddy Daddies』「HIT MAN×FAMILY」

引用元:ABEMA

ストーリー

殺し屋を生業とする来栖一騎と諏訪零。
クリスマスの日。請けた依頼を遂行中、パパを捜していた4歳の女の子・ミリと出会い、ひょんなきっかけで一緒に暮らすことになる。
愛から逃げて生きてきた一騎と愛を知らない零が、保育園のお迎えや食事の支度など戸惑いながらも、天真爛漫なミリと3人での奇妙な生活を始める。

引用元:https://buddy-animeproject.com/story/?id=01

登場人物・キャスト

来栖 一騎(くるす かずき)
主人公。28歳。殺し屋。適当で能天気。ひょんなことからミリを育てることになり、同時に彼女を騙し続けざるを得なくなる。家事全般を務める。
諏訪 零(すわ れい)
一騎の相棒。25歳。誕生日は8月10日[3]。殺し屋。冷静な性格。一騎同様ひょんなことからミリを育てることになり、同時に彼女を騙し続けざるを得なくなる。殺し屋の際は目つきが変わるが、普段は極度のゲーマーで引きこもり。ミリの具合が悪いことに気づかないなど機微に疎い[4]
海坂 ミリ(うなさか ミリ)
一騎と零にひょんなことから育てられることになった女の子。4歳。実はマフィアの娘で父親を一騎と零に殺されているが本人はそれを知らない。子供らしくゲームが好きでゲーマーの零に懐くことも[5]
九棋 久太郎(くぎ きゅうたろう)
一騎と零の雇い主。32歳。喫茶店のマスター。普段は穏やかだが、一度怒ると容赦しない。ミリとの関係を理解した上で協力してくれる。
小木埜 了(おぎの りょう)
声 - 真殿光昭
殺し屋。諏訪重毅を「ボス」と呼称。何の感情も持たず多くの人を殺害してきた殺人マシーン。巨大な体と圧倒的な力で数々の組織を壊滅させ仕事を求め各地を転々としている。
海坂 美咲(うなさか みさき)
声 - 森なな子
ミリの母親。スナックのママ兼歌手。歌手への道を目指す真っ只中、ミリの父だったマフィアのボスと不倫の末にシングルマザーでミリを出産。ところがそのせいで夢を諦めることになり、娘を愛する事よりも憎しみしか抱かなくなり実質、育児放棄している。
羽生 杏奈(はにゅう あんな)
声 - 照井春佳
あおぞら保育園の保育士。肥満体で力持ち。おっとりした性格で子供達から「あんなちゃん」と呼称される。ピアノが弾けない。子育てに慣れていない一騎と零の良き相談相手でもある。
来栖 柚子(くるす ゆずこ)
声 - 伊藤静
一騎の妻。故人。一騎が標的を尾行中、その標的の乗った車のタイヤに小木埜が銃撃した事で標的が交通事故を起こし、不幸にも標的が交通事故を起こした場所が一騎との待ち合わせ場所で、その標的が交通事故を起こした事で爆発に巻き込まれる形で命を落とす。この死は長きに渡り、一騎を苦しめることになる。
泉 かりん(いずみ かりん)
柚子の妹。留学を控えている。不運な事故により姉を失ったが、そのせいで責任を感じる一騎のことを気にしている。留学後はパリでの生活を満喫している。
諏訪 重毅(すわ しげき)
声 - 藤真秀
零の父で組織のボス。父の愛情が無く零とはマフィアの上司と部下の関係で接し、零に殺し屋の腕を叩き込んだ張本人で零には「ボス」と呼称させ稼業を継ぐように命じる。
梶悟
声 - 木下浩之
組織の一員。零の師匠。組織を裏切ったことで重毅から抹殺対象とされる。始末を命じられた零と激しくやりあうが、最後は足を滑らせ転落死する。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/Buddy_Daddies

感想

 殺し屋コンビが、育児放棄した母親からミリという4歳の女の子を引き取り、偽りの家族を演じるという話です。あのP.A.WOKRSが送るオリジナルアニメーションということで、放送前から期待値は高かったのではないでしょうか。

 

 ですが、放送が始まってみると『SPY×FAMILY』の覆い焼きという意見や、設定に関する批判が多かったらしいです(^▽^;) 確かに、主人公コンビが殺し屋という設定上、血しぶきが飛び散り、ドンパチ騒ぎが起り、血なまぐさい回から、ホームコメディ回の差が激しいのは否めません……。

 

 フィクションでああだこうだいうのは嫌なんですが、子供が見ている前でも平気で人を殺したり、殺人の代償がなかったりと、結構命が軽い作品になっていて、家族だなんだと説かれても「なんだかな~……」という気持ちになることもありました( ̄▽ ̄)

 

 では本作と比べられることもある『SPY×FAMILY』だって、殺人描写(主にヨルさんの……)がありますが、アクション・コメディーとして成立している要因は、良くも悪くも殺人という臭い物に蓋をしてあまり描いていないことと、ありそうでなさそうな西洋チックな世界観、そしてコメディーとシリアスのバランスが絶妙だからではないでしょうか。

 

 人間は小さな嘘は気になっても大きな嘘は気にならないものなので、本作も『SPY×FAMILY』のようなファンタジチックな虚像を作れば、違和感がなかったのかも知れませんが、本作の舞台は現代で良くも悪くもリアルなんですね……。

 

 と色々、批評っぽいことを語ってしまいましたが、本作は作画もよく、設定も面白く、良作に成りえるポテンシャルを十二分に秘めているのは間違いありません。なのに本作の評価を下げてしまっている原因は、世界観や設定ではなく話数だと思います……。

 

 これが2クール分、24話ほどの余裕があれば、もう少し丁寧に描けたのでしょうが……昨今のアニメは1クール、12話での完結が求められるので、一話に様々な情報を詰め込むしかなく、シリアス回と日常回のバランスが序破急になっているのが違和感に繋がったのではないでしょうか……。

PS

 ストーリーには関係ありませんが、EDのイラストが江口寿史さん風のポップな色使いで好きです(●´ω`●)

予告

www.youtube.com