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アニメ ミステリー 『ジョーカー・ゲーム』「すべてを欺き、生き残れ」

引用元:テレビアニメ「ジョーカー・ゲーム」公式サイト

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年の秋、帝国陸軍内に秘密裏にスパイ養成学校が設立された。過酷な選抜試験を合格したのは、その経歴・指名・年齢までもが一切極秘事項として扱われた精鋭達。精神と肉体の限界を要求される訓練を易々と乗り越えた彼らは創設者である結城中佐の指揮の下、世界各地で暗躍し始める。かくして新たな諜報組織が誕生した、その名はD機関。

 

 というナレーションから始まる、小説家柳広司(やなぎ こうじ)さん原作のジョーカー・ゲームシリーズのアニメ化作品です( ̄▽ ̄) 前回が『SPY×FAMILY』だったのに、また今回もスパイ関連の作品ですね。

 

 同じスパイを題材にした作品でも、色々な描き方、捉え方があるものだと物語の奥深さに毎度ながら感銘させられます。『SPY×FAMILY』はハートフル・コメディ寄りですが、この『ジョーカー・ゲーム』は実写映画やドラマにしても違和感ないくらい、バリバリのミステリー・サスペンスなんですよ(´▽`*)

 

 実写でも通用するものをあえてアニメで表現する。アニメでなければ表現できないものもある(≧▽≦) 重厚なストーリーと世界観、そして美麗なヴィジュアル、これぞ日本アニメーションの本領だと思います(≧▽≦) 

 

 登場人物が男性キャラがばかりで、クールでスマートな作品は珍しいですよね、本当に。日本のアニメと言ったら美少女、いわゆる萌えなので、このような男性ばかりの作品は制作され辛いのが惜しいと思っちゃいます(>_<)

 

 ドラマ化される作品をアニメで制作すれば、また一つアニメの可能性が広がると思いますが、商業的に厳しいのか(。´・ω・)? どうなんでしょうね? でも美男子系の作品を好む中国・韓国の人には、この『ジョーカー・ゲーム』は受けると思います(≧▽≦)

 

 それだけみんなカッコいいのです(´艸`*) 結城中佐というダンディーないけないおじさんっぽい人が設立したスパイ養成学校の選抜試験を乗り越えた、怪物たちが世界各国で暗躍する物語で、基本一話完結なので観やすいです。

 

 一話完結だと侮るなかれ! 全12話あるどれもストーリー・ミステリー・サスペンスの分野においての完成度はとてつもなく高いです(≧▽≦) わずか24分に必要な情報を配置し、最後に点と点が線で繋がる構成は本当に圧巻なんですよ( *´艸`)

 

 主人公も一話一話違うオムニバス形式で、強いて言うならD機関というスパイ組織自体が主人公でしょう。複雑な日本帝国時代の日本と、世界大戦の火種がくすぶる世界各国を舞台にしているので壮大です。柳広司さんの造詣の深さがうかがえますね(。-`ω-)

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