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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ ラブコメディー 『とらドラ!』「恋は甘くて苦いもの( ̄▽ ̄)」

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引用元:dアニメストア

 言わずもがな、ラブコメのおすすめアニメを聞くと高確率で名前が上がるのが『とらドラ!』ですよね(。-`ω-) 一般小説より移り変わりの激しいライトノベル業界で15年以上も知名度を維持し続けられるのは並大抵のことではありません( ̄▽ ̄) そして、アニメ放送が2008年10月らしいので、アニメもあれからかれこれ14年になろうとしています。

 

 ときの流れはF1カーが過ぎ去る並みに早いですね~。気が付いたときには棺桶の中という言葉を何かで聞いた覚えがありますが、正にジェット機が通過するように火葬場を通過しますね~(´-ω-`)(そこまで早くはねえだろ( ̄д ̄))。そんな、10年以上も残る作品をやっと視聴したわけですが、絵柄や、古いだとかそういう理由で避けている人は、騙されたつもりで12話くらいまでみてください。

 

 12話ってもう半分いってんじゃねえか( `ー´)ノ 12話までみたら、もう引き返すことはできないでしょう、ウッヒッヒ(゚∀゚)(そんな理由(; ・`д・´))違いますよ、もう先が気になって引き返せないということです( *´艸`)

 

 家族関係や恋愛関係、友人関係、青春の葛藤などのストーリーはちょっと重いところもありますが、これくらいならライトな重さなので、気軽に観ることができますよ。確かに今現在観るとストーリーはベタなのですが、ベタは面白いからベタになるわけで、少年漫画の友情・努力・勝利と同じ法則です(^▽^;) 主人公は高須竜児という父親譲りの眼つきの悪さをコンプレックスにもつ高校生。

 

 竜児は父親譲りの眼つきの悪さから、不良と間違われたり、人には避けられるし色々と苦労してきたようです(´・ω・`) 人は見た目で判断するなと分かってはいますが、人間は本能的に第一印象、つまり見た目で判断してしまう生き物なのでやっぱり偏見はなくならないのですよね(´-ω-`)

 

 そのことで、竜児は高校に進学したとき偏見を晴らすのに苦労して、やっとクラスメイトと打ち解けることができたのですが、二年に進級したことでクラスの顔ぶれがガラッと変わってしまって、また誤解を晴らすところから始めなければならなかったのです(1年、同じ学校にいれば、誤解も解けそうな気がしますけどね(。´・ω・)?)。

 

 が、天は竜児を見放してはいませんでした。以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨(きしえだ みのり)という元気はつらつな少女と、親友である北村祐作(きたむら ゆうさく)というメガネ天然男子、そして北村や櫛枝だけではなく、タイトルのとらの文字になっている、逢坂大河(あいさか たいが)という小さくて可愛らしい、けれどその気性の荒さから小さな虎という意味で手乗りタイガーと恐れられている少女とも同じクラスになるのでした。

 

 竜児はその日の放課後、教室で挙動不審にしている大河とひと悶着あった末の夜、大河は竜児の家に押しかけてきて木刀で竜児を殺そうと大暴れして家の襖に穴をあけるのでした(^▽^;) 家宅侵入罪や暴行・殺人未遂罪、器物破損、危険物所持などなどいくつもの犯罪に当たりますが、そこは常識で考えてはいけません( ̄▽ ̄) 

 

 何とか竜児は命拾いして、どうして自分を殺そうとしていたのかを聞くと、何でも大河は天然メガネで、ボケの新八でおなじみの北村のことが好きらしく、北村宛の手紙を間違って竜児のカバンに入れてしまったらしいのです。大河は北村が好き、竜児は櫛枝が好きということがわかり、二人は「お互いの恋を応援する共同戦線」ということで協力関係になるのでした。

 

 ですが、ラブコメである以上そう簡単に恋が実るはずもなく、北村は狩野すみれという生徒会長に好意を寄せていて、櫛枝は元気はつらつひょうきんな感じですが、彼女も彼女なりに考えていてそいういう恋愛関係を避けている様子(~_~;) 果たして大河は北村に、竜児は櫛枝に想いを伝えることができるのか! 

 

 恋愛に年齢は関係ないようで、高校生であろうと相関図として観てみるとライトなドロドロになっています。けれど重すぎることはないので軽く観られました。そんな軽い昼ドラを挟みながら、家族や友人関係の問題も絡めているのでこの話に深みを与えています。大河は家族の都合で竜児の隣のマンションで(第1話で竜児の家に侵入できたのは、マンションが隣だったからです)一人暮らしをしていて、家族関係に問題を抱えているのですよ(´-ω-`)

 

 そして、竜児は竜児で父親のいない母子家庭な上に、母親がたぶん家出同然で家を出て竜児を出産しているため、身内関係がない孤独な状態かつ金銭的な問題などを抱えています。けれど、竜児の母は愛情だけは人一倍竜児に注いで育ててきたのですね。色々と大変だろうに、弱音を吐くのは悪いわけではありませんが弱音を吐かず、いつも明るく、夜の商売で一生懸命働いて竜児を育て上げた(´-ω-`) 

 

 竜児の母親が『とらドラ!』の登場人物の中でバニラは一番好きかもしれません。バニラは絶対ハッピーエンドじゃなきゃ駄目だという、ハッピーエンド主義者ではありませんが、それでも映画でもアニメでも観ていると登場人物に感情移入をそれなりにはしますので、やっぱり登場人物たちには最後幸せになって欲しいと思うのです(*'ω'*)

 

 フィクションなんだから、、多少の無理があってもご都合主義という神(作者)の見えざる手で奇跡を起こしても良いと思っていますし( ̄▽ ̄) すべての生きとし生けるものは幸せになるために生きているのですから。『とらドラ!』も右往左往、悩み苦しみ藻掻きますが、最後はハッピーエンドなので安心して観てください――。

 

PS 大河もツンデレというのでしょうか(。´・ω・)? 竜児と大河の関係は協力関係というより、主人と奴隷の関係に見えてしまいます( *´艸`) ツンデレの域を超えて、ボウデレ(暴デレ)という方が合っている気がしたのでした――。