説明するまでもなく、原作漫画の累計発行部数8500万部を突破しているという『バキシリーズ』のアニメ『範馬刃牙』です(。-`ω-) ストーリーを簡単に説明すると、範馬刃牙(はんま ばき)という史上最強の高校生が、史上最強の生物と呼ばれ、その戦闘力は一国の軍隊並みと評される、範馬勇次郎と呼ばれる父親との壮絶な親子喧嘩を描いた物語です(≧▽≦) 二人の闘いは、もはや戦争ですね。熱い漫画ですよ。
で、この物語は、その主人公刃牙が、アメリカ最強と呼ばれ、何ものにも囚われず自由なことからアンチェインと呼ばれるビスケット・オリバに闘いを挑むため、オリバが収容される監獄に刃牙が侵入します。刃牙はオリバに勝つことができるのか? という話になっています。
バキシリーズの何が凄いって、一見ありえそうに思えてしまうリアリティーと、人体美、そしてバトルシーンの描写だと思います。普通少年漫画などで見るバトル漫画って、絶対フィクションだって思うじゃないですか。だけど、バキはフィクションなんですけど、ノンフィクションのように思えてしまうほど、格闘技の説明や、人体の科学的説明、描写力などの説得力が凄いのですねΣ(・ω・ノ)ノ!
不運にも登場人物たちの戦いに巻き込まれてしまった、一般人たちが回想するという技法や、海外ドラマなどでありそうなシーンを応用したり、とにかく他の格闘漫画とは一線を画すのです(≧▽≦) もはや芸術の域にまで、格闘技を押し上げている。見たことある人も多いと思いますが、登場人物たちの肉体を画像検索してみてください。あんな筋肉の付き方人体の構造を考えるとあり得ないのでしょうけれど、不思議と納得してしまうのです。バキとは芸術です。
その他にも、バキ要素を絡めることで、どんなことでも面白くなるし、難しいことでも簡単に思えてしまいます。その例を『史上最強の哲学入門』
という、哲学入門書が証明してくれました。作者の飲茶さんは、今までの哲学入門書に足りなかったのは『バキ』だと言っています(≧◇≦) バキ要素を取り入れた、この哲学入門書はめっちゃわかりやすいのです! それほど多くの哲学入門書を読んだことはありませんが、間違いなく、このバキ要素を取り入れた、哲学入門書はダントツでわかりやすいですよ。
何が言いたいかって、すべての物事は『バキ』を取り入れることで、わかりやすくなるということです! 間違いないです(≧▽≦) 例えば、文学とかだったら、
『文学の聖地、東京ドーム地下討議場では、今まさに史上最大の文学議論大会が行われようとしていた……。
「史上最高の文学を知りたいかーッ!」
「オ――――――――――!」
「ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!」
「全文学者入場!」
理論を重ねた英知の文体! 日本一知られた文豪にして、日本最高の知識人! 吾輩は!
夏目漱石だァ――――!
生涯で5回の自殺未遂! 女性にもてもてダメ男! だが彼の作品は永遠の青春文学! 人間失格!
太宰治だァ――――!
人生を芸術に捧げた時代の申し子! なべて人の世の尊さは、何ものにも換えがたい、刹那の感動に極まるのじゃ!
芥川龍之介だァ――――!
幻想と現実の狭間! 夜空に焦がれ、イーハトーブに生きた心優しき詩人!
宮沢賢治だァ――――!
末期の眼に映る自然を愛で、ノーベル文学賞も認めた、文学者! 自然描写の達人!
川端康成だァ――――!
彼の作品はまさに変態! 日本探偵小説の父にして、おどろおどろしい不気味な世界観が癖になる!
江戸川乱歩だァ――――!
女性の足を偏愛し、女性に踏まれることを好んだ! フェチズム光る!
谷崎潤一郎だァ――――!
まさに狂気! 彼以上の狂気を見たことがないし、今後見ることもできない! 彼の作品を読破した者は、精神を病むと言わる! 夢と現実の住人!
夢野久作だァ――――!
男の中の男! 東大全共闘での演説は伝説になった! ハラキリだって怖くない!
三島由紀夫だァ――――!
どうです? 文ストみたいですが、文ストではありません。絶対、面白いでしょ(≧▽≦) こんなふうに、バキ要素を取り入れて書いた学術書って、絶対面白いでしょう。 歴史だったら歴史、数学だったら数学、理科だったら理科、音楽だったら音楽で、バキ要素を取り入れて教科書を作れば、絶対面白くなって、日本の学力が底上がりすると思います!(≧▽≦)! 世の中にある教科書などの難しい本には、バキが足りないのです('◇')ゞ