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映画 スリラー/ホラー 『ザ・バニシング ー消失ー』「知らないおじさんにはついて行っちゃいけません」

 

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引用元:ザ・バニシング オフィシャルサイト

 こわ~(:_;) ガクガクブルブルブルドックです(;_;)/~~~(さむ~……(;一_一))今まで観てきたどんな任侠映画よりも怖かったです……(確かに任侠映画怖いけど、比べる対称違くね(。´・ω・)?)。

 余りの怖さに知らないおじさんにゃぁついて行っちャァァァァァいけねェなあァと思いました(まる)(小学生の読書感想文か( `ー´)ノ)。

 あの巨匠スタンリー・キューブリックが3回鑑賞して「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と言ったのは伊達じゃない!(νガンダムは伊達じゃない的な?)。

 

※ここからはネタバレを書きますので、見るなよ見るなよ、絶対見るなよ! デス!

 

 物語はレックスとサスキアという夫婦かオランダからフランスへの小旅行に行くところから始まります。道中トンネルの中で車が立ち往生して、サスキアが呼び止めるのも聞かず、レックスだけがトンネルから一足先に抜け出してしまうという、ちょっとしたハプニングがありながらも、仲直りできより深い愛を再確認した矢先、あるドライブインに立ち寄ります。

 で、唐突ですが妻のサスキアが突然消失してしまうのですよ……。ドライブインをくまなく探しましたが、サスキアは見つからず考えられる可能性は誘拐だけでした。それから三年の年月がたったある日、レックスの元に犯人らしき人物から手紙が届いたことで、レックスの止まっていた時間は動き出すことに(; ・`д・´) 

 そして、驚くことに話は犯人側の視点に切り替わるのです。そうです、これは倒叙小説ふうの物語なのですね。犯人らしき男は犯行の予行練習のようなことをしている描写が映し出され、何度も失敗するのです。

 その描写を観て、こいつがァァァァァァ犯人かァァァァァァ? 犯人にしちャァァァァ間抜け過ぎャァァァァァァァしねえェェェェェェェか? とバニラは思ったものです(さっきからジョジョふうの語り口調なんなん? やかましいッ!( `ー´)ノ)。

 その間抜けな犯人、間抜けではありますが、とんでもなくヤバい奴でした……。ギャップがヤバいっす(; ・`д・´) 今までの間抜けっぷりが逆に恐怖を増進させます。サイコパス脳の人って頭いいからなかなかサイコパスだとわからないのですよね……。

羊たちの沈黙』などで知られる、ハンニバル・レクターとかのヤバいサイコパスとはまた違った怖さを感じさせられるキャラクターです。先に結末を言ってしまいますが、その犯人の犯行が猟奇的で恐ろしいのです……(~_~;)  

 サイコ過ぎるゥゥゥゥゥのですよォォォォォ~(震え声~)。何と、この犯人、人間を生き埋めにしているのでした……。集合体恐怖症同様、閉所恐怖症の人には想像するだけで拷問です……( ;∀;)

 今までにも人肉を食べるとか、人間をバラバラにするとか、ミンチにするとかいう猟奇的犯行はありましたが、生き埋めもまた違ったベクトルで恐ろしい……。ビビりなバニラはこの映画を観てから、棺桶の中でおちおち眠れねェェェェェェなァァァァと思いました(まる)(小学生の読書感想文か!( `ー´)ノ)(Σ(・ω・ノ)ノ!突っ込むところ違くない!)。

 その犯人について行ったレックスはサスキアの所在を知るために、犯人の男から睡眠薬入りのコーヒーを渡されるのです。この不思議な状況を説明するのは本当に難しい……。

 そのコーヒーを飲んだら、サスキアが今どうなっているのかを知ることができると犯人から告げられるのです……。普通に考えたら睡眠薬が入っていると知らされているのに飲むはずがありませんが、レックスはサスキアを一途に思っていて、迷いに迷った末レックスは睡眠薬入りのコーヒーを飲みそのまま生き埋めにされてしまうという……(~_~;)

 この世には神も仏もいないのかッ! 映画を観た人の感想に、レックスのことを馬鹿にすることを書いていてる人が結構いましたが、レックスの立場に立ってよく考えて欲しいのですよ。

 普通は幼稚園児だって怪しい男にも付いて行かないし、そんな人物にもらったものなど口には入れませんが、レックスはサスキアが今どうなっているのかを何よりも知りたい状況なのです。

 北朝鮮に拉致された人を今も一途に思っている人がいるように、生きているのか死んでいるのかわからないって本当に歯がゆいと思うのです。レックスが悩みに悩み睡眠薬入りのコーヒーを飲んで、その後生き埋めにされたときの描写を観てこれほどショックを受けた映画もありませんよ(+_+) 

 サスキアも生き埋めにされて狭く真っ暗な棺桶の中で何を思ったか……。レックスは何を思ったか……。最後ライターで気が狂いそうな中、棺桶の中を照らす描写は、静かな悲しみと形容しようのない静かな絶望がありました(´-ω-`)

 物語は単調でしたが、単調だからこそ恐ろしさが際立って、レックスとサスキアの気持ちを考えると余計に恐ろしく、悲しくなります( ;∀;) すぐに死ぬんじゃなくて、じわじわ絶望の中死んで逝くなんて趣味悪すぎやろ……。こんなサイコパスは嫌だ!

 一応、サイコパス脳の人の名誉のために言っておきますが、サイコパスが必ずしもこのようなシリアルキラーになるわけではありません。それどころか、サイコパス脳は人類を導いていくために必要な脳なのですからね。

 企業の創業者とか、社長、宇宙飛行士や医者、大統領、政治家などの選ばれた人たちはサイコパス脳の人が多いと聞いたことがありますし。だから、どんな道具でも使う人物によって善用も悪用もできるように、サイコパス脳だから悪いというわけではないのです。

 賛否は分かれると思いますが、バニラはこの映画を死ぬまでに一度は観ておきたい映画に認定したいと思います(おまえの認定なんていらねえぇぇぇぇぇぇよ( `ー´)ノ)。

 

PS 生き埋めにされる恐怖って、人間の根源的潜在的恐怖じゃありません?